2017/02/19 17:00

シャチョー

新書のデザインだとかのあれこれでトーキョーのデザイナーさんのとこにおります
なので、事務所私だけ。


さて、世界の怪魚釣りマガジン「5」でお披露目だった


コレ





怪魚マガジン5のモノミックスをチェック!

モンスターキス5周年記念モデル『MSX-71』ご紹介


ディアモン初のスピニング設計モデル、

ディアモンスターMX-6、MX-6+、MX-7、MX-∞ではスピニングモード対応の中
そんな中、シャチョー....コレ作るってなに?
ユーザーに喧嘩売ってる?

いや、そんなこたない!
全くの別コンセプトで作ってる




これまでのMX6〜MX∞のスピンングモード時にガイドが小さいよーって人もおられました
今日、PEでの使用を前提としてますし、(そのためのKガイドよ!)さほどの影響はない!

が、


しかし


だ、

あまりに多い


「スピニング専用設計で作ってくれー」って声。


そんなこともあり、過去に、MXー7のブランクをそのまんまでスピニング仕様にしてみたモデルをテストしてたこともありました。
まぁ、これはこれで悪くないけど、ちょっとなぁ....って感じ
“スピニングだからこそ”の仕事をするには強すぎる感があるのだ。

......。


「じゃ、じゃ、じゃぁ、ちょっとやってみます?か?」 汗

ってところから始まったこのロッド。
地味〜にあちこちでテストを繰り返しておりました。














どんだけやったら折れるんじゃー!?



さて、初めての本格的なスピニングロッド故に、頭悩ましたんですよね
どーすんのこれ?って

やっぱ長いロッドと柔らかいロッドはホント頭を使う、気を病む、心焦がす。

更にディアモンシリーズ内での立ち位置、使う場所、使う人、使う対象魚

あーでもなし、こーでもなし。
の結果、悪い病気が出まして


やるなら徹底的にやる!


やる


やる


で、やってみたよ


結果、スピニングなら特に“岸釣をこれ一本でどうにかする!”っていう、感じに仕上がりました。

スペックは
レングスは7.1ft
もちろん仕舞寸法は50cm以下
パワー感は....MV-65の1.5~2段階下のバッドパワー、ティップは結構しなやかって感じ
全体的なパワー感覚はMXー6に近いかも
テーパーはレギュラーファースト
チタントルザイトガイド
オールダブルフットガイド&ダブルラッピング
価格は未定
発売は7月を目指したい...

振り抜きのフィーリングの向上と、細糸(PE)使用を考慮してトルザイトガイドを導入(あー高くついたー)



左がチタントルザイト、右がステンSIC(J)
リング表面の面積稼げること、内径稼げることから、細糸使用時にメリット多いです

トップにはフランジガイド採用!(あー高くついたー)


従来品の非トルザイトガイドはこんな感じ




重量感はユーザーさんが合わせてくれればいいやーと思って、可変タングステンウェイトのエンドバランサーを採用(あーこれが更に高くついたー)




って感じです。

ちなみに画像はまだ最終1個前のプロト、最終仕様は若干グリップ周りの仕様が違います(ちょいと10mmほど長くなる)


とりあえず、初回はガイドとバランサーこの設定ですが、あまりにパーツが高くて頭おかしくなりそうなので(また、追ってこの話だけで記事にしましょう)

次回生産することがあっても、僕はチタントルザイトガイドと可変バランサー(TWBC)の採用を絶対やらねぇ、絶対採用しない!まじで採用しないからな!

次回生産時はマジでsic-ステンガイドと、鉛バランサーにしますから、これは今から言うときます。(これな)



今回は気の迷いと自分を慰めて泣く泣くハンコ押して、GO出したわけです

しつこい、本当にしつこい、くどいけど、ホントここのお話だけはどうしても書いておきたい!


MSX-71市販版となるチタントルザイト&TWBC(タングステンウェイトバランサー)


MSX-71プロト、おそらく追加生産時バージョンとなるステンSIC&EWBC(一応可変ではあるけど、ドライバーが必要な鉛バランサー)

この2本、パーツの価格比較すると、なんと価格差、キッチリ2.5倍でした、

倍率割合だけじゃなくて、金額差も相当なもので、ホントどうかしてる...って価格でした。

だって、パーツ差額だけでその辺の安いロッド買えるぜ(滝汗)


卸価格で多少そりゃ割引が効くのですけど、この差額を埋めるに価する価格ではない。
直接会った人は聞いて見てね、マジでビビる価格してる、なんかガイド売ってる気分になってきたよ....



で、どんな竿買って?
ロッド時代のベンドである程度投げれるので言うたらキャスト重量は0gからOK
上は私は60g程度でも大丈夫だけど、ま、一般的な感覚だと40~45gってとこじゃないかな?
とりあえず、いろいろ投げて見てますが

チヌーク17g、激投ジグ30g、スーパースプーク、BKF140、アイスライド135、エアオグルこのあたり余裕です
誰でも恐怖感なく投げれる

なんだ、ゴツいなこの竿!と思われるが
クラシカルリーダークランクとか、ベンドミノー、ラパラF、チタラオリジナルもヨユー!

重量を簡単に乗せて投げれる、特にティップがしなやかな印象が強いかな

パンコイとか木の実流してパクー釣るのにいい竿に仕上がったなー 。って感じです。
まま真面目に言うと、3号〜3.5号ディープのエギ、湾口シーバス、投げサビキ、チョイ投げワインド、ティラピアみたいな警戒心の強い魚を遠距離からシューティング、軽めのシイラからサクラマス、河バス、野池対岸へファットイカぶっ飛ばし...とこんな感じ

海外ではトーマンのぶっ飛ばし&高速巻きなんかにも、ブルーマハシールやパーチなど様々な小技系フィッシュに使用してました

テストで余裕のメーターオーバー20kg近い魚も激流の中から寄せてランディングまで持ち込みました
相手の魚に強烈なテンションを与えないから、無駄に暴れないんだなぁと見てて思いました。

え?なんの魚って?
想像にお任せw.勘のいい人は気付くかな?



で、タックルバランス実際どーなの?っていうと

シャチョーはストラディックCi4 C3000HGMを組み合わせて使用。
※コスパいいし、軽い、オススメのリールです。
PEは2号あたりをチョイス!

僕は初代のセルテートや2世代前のルビアスを合わせたけど、
人によっては超軽量リールじゃなくてもいい塩梅かと
バランサーで整えて、重く感じたら抜いて足りなかったら追加してね(追加バランサーはMONSTERBASEに置く予定です)
僕はラインは0.8~1.2とかでもぜんぜんいけるなーって感じました。

あ、もちろん、これまでの機種とのグリップ互換システムは健在!

だから....



こんなことも可能

うわーーなんか面白い感じなってきたw


ではではこの辺で


細かくはシャチョー頼むよ!

次回はコレについて書こうかしら



サンラインのシューターじゃないぜ!


コレだ!




スタッフY