2017/01/22 07:00


また、長いから、ディアモン興味ない人はやめような!
時間の無駄だぜw



さて、FS間際、というか横浜始まってるよね
どんなブースが出てるか調べてました。
で、ここ数年僕が(多分シャチョーも)フィシングショーで一番気になるのが、
シマノさん

リールを愛用してるのもあるけど、僕らが勝手にライバル視してるのが、コレ。


ワールドシャウラツアーエディション」


で、今年も番手を増やして来ましたね、興味あるぜ。

特に青ブランクだった時の1754Rはシャチョーも使わせていただいており、
思い入れある一本。
シャチョーに教えてもろて気づいたけどスピニングもベイトも65と、75で展開してきてるなぁ。。。
テーパーやパワーこそ異なれど、どーなんだろ?
マンドレルとかどうしてるのかな
共有できるのか、別物なのか、それとも??
気になるトコロです、うん。大阪が楽しみだ...


さて、ちょっと 下世話な話していきたい思います。

毎度ながらだけど、

「ディアモン高いよ!」


って、声いただきます。

わかります。
わかります。
わかるよ。
言いたいことはわかる、わかった!

「お店セールだったけど、値引きしてないし、ポイント10倍の除外だったよ」

ウンウン、そうだろね。そうだよ(ここらは後述の文章見てね)

が、おそらくお店としても値引きはできんと思います、すいません。


ハイ、種明かししましょ、多少。


現状、ディアモンは基本的にモンスターベースないしは、メールでやりとりしての直売を基本としております。
例を出せば....
MX-7は54,850円に消費税8%オンで59,238円。
勝手に仮想敵にしているワールドシャウラツアーエディション1753R−5が67,500円+消費税8%で72,900円
店頭で値引きがあれば安くなるでしょう。


僕は昨年かな?このロッドをFSで触り、構造確認し、ブランクの質に唸った。
やーもう、ブランクは勝てない、勝負しようとも思わん、ヤダもう...
ワールドシャウラツアーエディションって並継パックロッドとしてすごいレベルにあると思うんです
シマノほどの企業規模だからこそ、大量生産ができる、からこそとんでもない技術や素材をつぎ込んでいても価格も抑えれる
だから、これほどの仕上がりなのに、この価格。(細かなところはFSで担当者さんに質問してみようね!)

シマノさん、本社のでっかいビルを維持しつつ、コールセンターを備え、綺麗なHPを作り、綺麗なカタログを毎年発行、
山ほどの営業車に....社員さん1,200人(関連会社とか連結で12,000人越えてるみたいね)
この人達の給料やシステム維持費を稼ぎ出さなきゃならん、
もちろん店売り、問屋(入ってるのかな?)や量販店の利益分が乗って、上記価格ですからね

だから言うよ、ワールドシャウラツアーエディション、性能対比で考えると、コスパいいんじゃない?目線は低くないけど。
店を選んだら上記価格から更に安く買えるかもしれないんでしょ?
スピニングモデルはトルザイト入れてこの価格かよ!ともう、呆れる。


で、そしてここもいっちょで言いましょう、

 ワールドシャウラツアーエディションに対してトータル性能でウチの竿が劣ってるとも思わない


※開発関係者も気心知れた仲ですし、思いっきり言わせていただいております。ありがとう、すいません、これからもよろしくお願いします


もちろん、ウチの竿は安くない、むしろ市場価格でいうと高い部類だと思う。
だけど、むやみに高く価格を設定しているつもりもない。

ウチはちっこい事務所で、電話はなかなか出ないし、HPは更新してないし(そのうちリニューアルかけます)、カタログは発行しなし、車は軽、社員は2人....。
大量生産できないし...なのに素材と技術は最高と思うモノをブッコムからコストは上がるわけだけど、
 幸いにもコールセンター用の受付はいらないし、ビルの維持費もいらないし、カタログ作るコストもかからんし、営業車も軽自動車も一台だし、直販で販売できる。直売だから中間コストも抑えれる、あと包装にもお金かけないしね。買ったことある人はわかるでしょ?
だから、今の価格で出せるんですよ。
開発中に何度も試行錯誤して作ったプロトの金額なんて回収できてるのか?心配になることある。
だって、過去にはマンドレルから全部やり直しのやつとかあったんだよ(ブランクから焼くロッドメーカーさん聞いたら冷や汗出るよね?コレ)

え?直売だからって利益ガボガボ抜いて儲けてるんだろう?って?
んー正直いうと、このロッドのコストで買える竿、相当あるよーってくらい。

話を戻して、もう一度、ウチは中間コストを省けるからこそ、組み込める製造行程や素材は最高と思うものを惜しみなく注ぎ込んでます。
高いからいいとは限らないけど、いいものが高いことは多い。
これって、実際にものづくりでぶち当たる問題だと思う。

絶対的な品質だけは何がなんでも落としたくない。
素材や行程をケチる事だけはしたくない。

工場側に価格交渉をのプレスかけたところで質が落ちるだけ。
ずっと継続して作っていくものだし、永く使うものだし、何よりこれだけ高価な商品を買って、うんこクオリティで来たら、僕だったら二度と買わないですもん、いやだ。



実際のトコ、僕がこの会社に入って、中身を覗いた時に思った。
「ディアモン、安売りしすぎだよ」
って。それくらいのコストなんですよ、実際。

安売りは言い過ぎでも、正直店売りだと、税抜きで70000後半とか、下手したら80000代で売りたいとお店の担当者さんは思ってると思う。(担当者さーん!全然定価以上で売っていただいても僕は何も言いませんよ〜)
だから、お付き合いいただいている量販店さんには本当に感謝してる、“残らない”商売に心意気でお付き合いいただいているんです。
ありがとうございます。


結論、適正市場価格かどうか?って判断ですけど、非常に難しいところ、
人によって竿に見出す価値観も違う、出せる予算も違うから。
適正市場価格というより適正性能対価格なら、いいセンいってるか、安めだと思う。

とにかく旅に出たいと言うバイトの鬼になってる学生さんに僕はウチの竿を進めない。
絶対に現地の交通費や滞在費に当てた方が、魚に会えることを知ってるから。
逆にその行程を越えてから、欲しいと言ってくれる人にはできる限り以上の対応をしたいと思うんです。
 そして、手に取ってもらえたお客様には永く使える最高のモノを渡したい。

って思いで竿を作って(主に小塚が)販売させていただいております(主にYが)


僕らの暮らしを知っている人は知ってるだろうけど、
別に儲けまくって、レクサス乗りたいとか、ロレックスのデイトナ欲しいとか、ダンヒルのスーツ欲しいとか
毎週末パーリーナイトでウハウハしたいとか無いんですよね。
身の丈外れて高価なモノ持つと疲れるし。もともと地方出身だからかガチャガチャしたの慣れないし。

日々楽しく過ごして、行きたい時に好きな魚や生き物に会いに行く、富山の片田舎をベースにそんな生活が続けれたらなと。
ホント、そんだけです。
その暮らし長く続けようと思ったら、今の形に落ち着いているってだけですよ。

さぁ、今日もカモ撃ちに行こう。田舎暮らしを肯定はしない(というか日常だし。)
けど田舎だからこその楽しさがここにはある...なんてね。


スタッフY