2017/02/21 17:00


さて、今日のお話はPEライン
皆さんどこの糸使ってる?
パワープロ?サンライン?ダイワ?ヨツアミ?

どの糸も色々いいところがあるし、自分に合った奴が一番!
だけど、今日はちょっと押し付けがましいお話させてください





世界の怪魚釣りマガジン5でも広告掲載していただいていた



バリバス 怪魚PE Si-X VAMOS



ずーっとテストを進めていて、いろんな人にも使って頂き、自信を持ってお勧めできる糸に仕上がりました

昨年バリバスさんが発表したSi-X原糸

えすあいえっくす?Si-x?原糸って?何さ?」ってお話です

基本的にPEラインって、ベースとなる原糸に様々な独自のコーティングを施し、製品となってます。
だから、長く使うと、どうしても表面もしくはある程度の層まで浸透したコーティングが飛んで行ってしまったりして
使用感が初期とは変わってきてしまう....みんなも経験あるよね?

なので、

このSi-X原糸は製造中の原糸に特殊耐熱材(Si-x)を練り込む革新的な製造方法を採用!

つまり、実際の引っ張り強度はもちろん、それ以上に使用環境における耐久性、初期性能の維持に着目&開発されてます
最初はどの糸でも性能としてその糸の最高の状態ですが、Si-xは初期状態を長く維持できるように、開発されているってこと。

カタログの説明を引用すると

「例えるならば車に単にワックスを塗るのではなく、ワックスを配合した金属で作られたボディを纏った車を作り上げてしまったようなものだ」

うん、ホントそんな感じ

そんな技術を練りこんで、既に販売されているのが、マグロ、ヒラマサ、GTなどへのキャスティングゲーム向けのアバニキャスティングPE Si-X



使った人はわかるよね?
リールに巻いた瞬間からわかるあの感じ、独特です
そして、ずーっと続く。

私も実際に使ってみてた...
いつまでたっても毛羽立たないし、ずっと同じ感じが続いてる」
「なんか飛ぶぞ!コレ!」って感じ。


そんなSI-Xを、我々がメインに使う小型のベイトリールでのキャスティングに対応するように、
更にハリを持たせた仕上がりに仕立てたのが


『VAMOS』


※ポルトガル語で
「行こうぜ!」って意味ね

特に細めの番手での糸サバキが良い感じに仕上がってます。
もっとしなやかなのが良いんよねーって方はアバニGT SMP(グレーのパッケージね)



更にしなやかなのがお好みだったらキャステイングPEマックスパワー(青のパッケージね)がおすすめ。




しかしま、裏話ですけどこの硬さ調整をやってみたら、
バリバリに硬すぎたり、柔いとノーマルのSi-Xに近くなっちゃう...で結構に難しかったのです
たかが糸何ですけど、されど糸、糸だけにはこだわりたかった
どこよりも自分の感覚に近い部分、魚と人間をつなぐ最後の部分
当たり前だけど、使いにくかったら、切れたら、それまでですから。。。

と、感覚的な話が多くなるけど、もう一つ
このSi-X、SMPの感覚で「ぼちぼち使ったな〜」ってくらい。
僕で言うたら8時〜17時くらい延々とキャストし続ける環境で7日〜10日程使ってもまだ元気
想像していたより全く毛羽立ち出てない、何なのこれ?って感じです。
一般の方が1回の遠征だったら、これくらいで釣りする期間は終わっちゃうんじゃないかな?
だから、どうあってもリールに巻いて、スペアで1ロール持っていけば十分!
断言する!みんなが思っているより絶対に長持ちする!

それね、つまりね

「また、儲からないものを作った気がする。。。。汗」


※本音だけど、商業ベースだったらさっさと痛んで回転早く交換してもらえるものが儲かるよねw
けど、この糸必要以上に耐久性高く、一体いつになったら交換するのやら?状態。
国内で週末フィッシングだったらマジで1年持つんじゃないんだろうか....


価格は、他社製品と比較すると若干高く感じるかもしれないけど、結果として相当長く使えるからコスパは悪くないと自負してます。
特にキャスト下手クソ選手権があったら北陸代表を取れるとも自負しているくらい、私はバックラッシュをすぐ起こすんですけど、
硬め&コーティングが強烈な糸はスルスルと解消しやすく、結果、釣りにかけれてる時間も長い、と思ってる



さて、次に巻き数のお話
VAMOSは3、4、5号は65m
「少ないよ!、90mは巻いとけ!」と思われる方。
65mは何を意味するか?

そりゃ、実用リールに合わせています。
実際のところ、皆さんリールって何使われてます?
小塚はメインで16メタニウムMGLとアルデバランBFSリミテッド
私も13メタニウム、15アルデバラン
最近追加しようかと思うのもスコーピオンの70
思っているより小さい?

よく、
「カルコンの300とか使ってると思ってた」
ドラグ6kg以上ないと魚止まんないっすよー無理無理!」
と言われる。確かに大きいリールは巻きまくるときかラクですけど、重い。
1gでも軽い方が絶対にラク。
一日中投げまくるルアーキャスティングスタイルの釣りだったらリールの自重は軽いが偉い。
最低限の重量で信頼できるリール使った方が絶対にラク!と思い、使ってます。
壊れたら日本に帰って直したら良いんです、現地で壊れることも考慮して予備機を持つんです。(2ヶ月単位の遠征でも2機で十分です)
特殊用途で糸巻き数が必要となったら、初めて深溝スプールとか、大型のリールとかを出してる気がします。
僕はスピードマスター全部売って、ビックシューターは船釣り用かライギョ用、カルコン200はクランク使うときしか出してこない。

ドラグについても、限界はさっさと超えてもらって結構で、いつまでたっても滑り出さない限界高いドラグは怖くて使ってらんない、
不意のアタックとかでロッド取られちゃうしさ....
限界値の70%程度でセットしといて残りは指ドラグの方が正直精度高いと思ってます。

いや、一日の釣りが1、2時間とかだったり、手首が異常に強い人だったらなんでも良いと思います
私は一回釣り始めるとそれなりに時間長いし、体も貧弱なので現状このセッティング。
遠征時のロスとして、疲れて投げ続けれないことが一番のチャンスロスと考えてのチョイスです


話を戻して、そんなサイズのリールに合わせるなら...と考えてこの巻き数65mにしました。
85mとか、100mとか多めにしても良かったんですけど、ただでさえ原価高いラインなので、売価も高くなっちゃうし...
無駄に高くなったら嫌じゃないですか?ってことで、この巻き数にしました。
「Si-X 使いたいけど高い!」って人にもトライしてもらえるかと思います。


なので、大体の互換表


<2号130mで3回分>
アルデバランBFS 


<3号適量、4号カッツカツ>
15アルデバラン 


<4号適量、5号カツカツ>
スコーピオン70
メタニウムMGL 
カルコンHG100 
エクセンスDC


<5号適量>
13メタニウム 


<5号やや少ないはず>
アンタレスDC



ってとこでしょうか。

蛇足でカルコン200で5号75mって感じかな?


なので、これ以上のサイズのリールについてはSi-Xを使ってもらうのが良いかもしれない。


で、2号についてはスピンング使用を視野に入れていることから130m(意外と2号PE で使えるのないんだよね〜)

ちょっとした思いもあって、で、色の話も、価格の話も。。。


あかん、話が長すぎる

一旦やめよう


次回に続きます



スタッフY(息切れ)