2016/09/16 06:58


この1年、展示会やイベントの際に
コソーと並べていたモデル
“MX-6plus”触られた方いらしゃいますか??

コレです...


※2ndプロトなので製品版とは若干、グリップ形状が異なります。

「なんだ、また見た目が同じでまるで区別がつかないじゃないか....」

いや、まぁ確かに...。

このロッドが生まれた由来は...

ここ近年アマゾンに遊びに行く際にハマってた、
「MV−65のグリップにMX−6のブランク」ってセッティング、通称“V6”
トータルレングスが5,10ほどでグリップが若干長め
※2016モデルのMX−6ならリアグリップをMX−7のリアグリップにすればある程度いいバランスかもね!
このV6、10cmアンダーのルアーを使うには良いバランスで
(デコントのビルータとか、TDペンシルとかね。)

ロッド自体レギュラーからスローのテーパーなので体(手首)にも優しく
ジャーキングロッドとしていい仕上がりです。
ホントMX-6って癖あるけど、ツブし効く竿です。

が、人間の欲って底知れないもんで
このロッドだと激流種のピーコックや重量級ルアーのジャーク、リッピングをやるとなるとモアパワー欲しい...と。
同じレングスでパワー感を2ランクほど上げて(感覚としてMV−65程度かな)あっちをこっちをあーでもなし、こーでもなしとチョメチョメ調整し調整し、コネコネいじくり続け出来上がったわけです。(いやここが大変なんですけどね)


そんなMX-6plusのプロトを忍ばせ、南米でテストしてきましたよ
激流ピーコックのダッシュを止め、ブッシュ奥のタライロンを引き剥がし、極大アスーを誘い出す







バットがしっかりしてるので、ボート上への抜き上げや最後の“寄せ”もストレスなくこなせる。
文句なく使いやすい

MX-6plusは10センチ超える20g前後の日本だとちょい大きめペンシル
例えばジョーペピーニョとかマジックスティックの大きめサイズ、ドクタースポックなんかのハードなジャーク


2ozを超えるビックスイッシャーを力強く、継続してリッピング可能
適用度を見ようとマグナムザラ、GT−γ105ほかヒラマサ用のペンシルも使ってましたが、
私の感覚だけなら、投げれる、動かせる(ここら辺は使用感の是非に個人差あると思います)



実際のとこ昨年末〜今年頭の2ヶ月近い南米釣行の道中でマジで9割このロッド1本で通してました。
疲れたり、小さめルアー使う時に時V6に持ち替えるってだけ。
それくらいフィットしてた

思ったより柔らかいのね!と感想をいただきますが、
トルク負けして巻かれたとか、寄ってこないとか...少なくとも私は無かった
ちなみにパプアンバスなんかでもテストしてますが、良型のパプアン(スポッツ)をしっかり寄せれる仕上がり

やったことある人は理解できると思いますが、ちゃんとバットしっかりしたロッドじゃないと寄らないでしょ?

使用範囲は上記の通りキャスト精度が出るのは2oz程度までかなと(マグナムザラとかジョイクロの178とかね)
下は7g程度のルアーも全然キャストできます。
ただ、ブランクレングスがそこまで長くないので、ブランクの弾性を生かした、ブランクに乗せるキャストをしようと思ったらルアーに多少重量あった方がいいんではないかなって感じ。

汎用性を謳ってきたDearMonsterの中でも“特化型”ゆえに適応部分には徹底的に強い。(5教科平均以上にできるけど特定科目だけはマジで天才...って感じ。)
オールラウンド性を保ちつつも、適所の一撃インパクトは群を抜いてる、そんな竿です

ちなみに...国内でもMX−7のグリップに組んで用水路ナマズに使ったり、MX−Gripに合わせてブリジギングにひっぱり出したり、コノシロパターンのシーバスでビックベイト投げたり...フロッグぶん投げたり...ボートロックにも使ってみたり
と、大忙しだったんだな、この竿。

最後の最後グリップの仕上げに頭を悩ませましたが、ようやく納得いくものができました。
小塚はもちろん私Yの思いも強く入ったロッドに仕上がってます。
年末年始を狙う南米釣行釣行野郎に贈る一本となりました!

満を持して12月1日より発売(予定)

vamonos!



スタッフY