2016/10/16 07:00


MX−∞ってどんな竿?
って最近質問が多いです

えー今日珍しいかも、「ガチのパワーロッド」です!ってのが率直な返答

この類のロッドのトレンドとして、ソフトに入るティップや柔軟に追従するブランク….
などなどの、体に魚に優しい、負担少ないロッドがトレンドの中、

相反する「スーパーストロング」という表現が似合う1本に仕上がってます。

体仕上げないとシンドイよ!

初めてファイナルプロト持った際、
「いやーガチガチ系の中でも相当なもんだな」
ってのが、私の感想でした。

柔よく剛を制すとも言われますが、そんな中も、これだけの“剛”が必要な場面ってあるんですよね…
僕も持っていかなくて後悔した魚がいます。
持ってりゃ一気に寄せて取れたかなって…今でも夢に出そう...


そんな竿なので、MX−∞の対象はあくまでも対スーパービック&一気に潜る系の引き剥がし
グリップ周りの作りも他機種とは異質なロング仕様。


































「いや、こんな使わんでしょ…」と現物を触って、振っての上で申される方がいらっしゃいます
が、そんな方にも、MX−7のグリップ+MX−∞の組み合わせでも持っていただくと、
感想が豹変します…
「あれ?これなんか一気に馴染んできた!と」
更にいうなら、MV−65のグリップとでもバランス取れちゃう…

MX-∞ツルシ仕様だと、ジャイアントベイトフルキャスト仕様といった様相です。(ロッドが体になじまない!って方はリアグリップをMX−7のリアグリップに交換してみてください)

MX−∞ブランク+MX−7グリップだと、4ozクラスのビックベイトへ最適化(これでたしか6.10fくらい、短いと思う場合はMX−7グリップのリアを∞のリアグリップと交換すればだいぶ落ち着きます)

更に、MX−∞ブランク+MV−65グリップあたりになると2ozクラスのギルルアーなんかを桟橋に投げ込むようなテクニカルな仕様に(これで5.10ftくらいかな、若干先重りは出ますが、ショートフリップ、クリークでのフロッグゲームにもいい感じ)

ちょっと前までは海外遠征でビックベイトはかさ張るし避けてましたが、その集魚力はやはりナカナカのもの。
僕自身再導入を考えていて、セッティングいじって試行錯誤してます。


もちろん、ナマズブッコミなどで、岩場に入られる前に頭を向かせ、流心から引き剥がすようなゴリゴリの釣りにも、深海300m以深を狙うような高負荷の釣りにも、遠征ライギョ釣りにも連れて行ってあげてください。
MX−∞、そのインパクトと説明不足?から、一番とっつきにくいモデルのようですが、セッティングの出し幅が一番広いモデルかもな〜と思っています。

MX−∞、その強度と釣りの対象魚種からどうしてもターゲットが水系の生態系トップ君臨者を狙うことになってきます。
むやみやたらに再生産をかけたいモデルではないというのが本音。
2015年の即完売を受けて、多めに、数年先の分まで見越しての本数を再生産かけました。
僕も自分の分キープできてようやく一安心(笑
一生に一度の魚、巻かれて後悔するくらいだったら、一気に寄せて抜く。
絶対の信頼が必要なその一瞬のため、そのための一本です。

スタッフY