2018/10/03 15:37

バス釣生まれバス釣り育ちのスーパースターといえばスピナーベイト

何でこのルアーで魚が釣れるんだ?と最初は思ったモンですが、まぁ、使えるよね

で、意外と思われる方も少なくない?実はバス以外にも使える


だってよ、根掛かりが少ないし、かさばりにくい、ハイアピール、シングルフックなどメリットがたくさん。



実際に我々もスピナベ&バズを開発中(※詳しくはブログの最後に)




で、実際にマーレーコッドやカバー周りのトーマン狙いで実績のあるルアーなのは周知の事実
ピーコックもいい反応.

そう、ワイヤーベイトってすげー釣れるのよ


で、今回仕入れたのがコレ
RAJAスピナーベイト






このRAJAスピナーベイト何がいいって



魚に破壊されにくく、釣れるスピナーベイト


だってこと。




とりあえず、まとめてみました(10/4追記)


実際に強度を意識した製品はデプスさんのHUGEスピナーベイトとかも既に販売されてて

実際釣れる。


イトーさんにドラマを起こしたのもスピナベ!



で、下の画像のはマーレーコッド狙いのモノやけどゴツい!ワイヤーもごっつい!

Bカスタム1ozと比較してもデカイ、重量は2oz超え、引き抵抗も大したもんです 汗

が、どのメーカーのものであろうが、いいサイズかけたり、大型魚が激しく暴れたり、根掛かり外すとかを繰り返してるとさいしゅうてきには壊れちゃう

構造上、力が逃げないからだ。

破損原因はワイヤーが開いたり、変な方向に曲がっり...
と、いうのもそこらのスピナベってワイヤーからヘッドそしてフックに遊動性がないよね?
なので、ヘッド部分が曲がれば動けばいいワケ
ちなみにウィップラッシュ社のも遊動構造を導入してますね

で、話を戻して。この1年だけであれこれ4回ほど行ってるインドネシア
その時、現地友人からもらったスピナベのプロトが出来がいいなぁ…
機構が面白いなぁと使ってまして


※初期プロトだったらしく、今はヘッドの形状が変わってます。

と、あちこちで使ってたんですが…

そういや気がつけば製品化してましたw



RAJAスピナーベイト
代表のリアンさんが軒先ガレージでハンドメイドで作ってる


RAJAはインドネシア語で「王者」の意味。


今回はリアンさんの工房にお邪魔して色々話聞いてきました








リアンさん、こんな感じで楽しそうに釣りしとるね
スピナベ意外にも色々作ってるからその製品あれこれも出てくるよ


ワイヤーは1.4mm(手曲げ)、ダブルウィロー
アイ部分はツイストループにしてるので、スナップとかもつけやすい(多少ゴミがかかりやすい感はあるかも)
で、一番のキモはヘッド周り、

ヘッドにフックアイをつけて、リングを噛ませて、フックをセット
圧縮チューブを2重に使ってある程度は動くように半固定




なので


こう


こう


動く。


まぁ、ここまでくればわかりますよね?

力を逃すことにより破損が大幅に減少、何よりゴツいフックやワイヤーを強化しなくても壊れにくくなる


1クラス細いフックを使えるので、フッキングも良好!
(フックの角度も動くのでバイト後、ポイントがラインアイ方向に向いてにフッキングが決まりやすい…ような気がする、ネムって無いストレートポイントのフックとかに変えてもっと比較検証してみたい)

ちなみにヘッド素材は錫、
狙わずとしてだったのかもしれないけど、ウチとしては








ここら辺と同じく

環境負荷の少ない素材ということでちょっとうれしい

せっかくの機会製作者のリアンさんには色々話を聞いてたんだよね

リアンさん釣りが好きで、仕事柄手先が器用なもんで、これまでもワイヤーベイトに限らず、次々プロトルアーを作ってはテストしてるとのこと
ウッド製のルアーに至ってはラパラよろしくスイムテストまでしてくれてるんだ。
ラパラかよw


現在、バズを開発してるらしいのだけど、
「昨日投げてみたんだ、とりあえず魚は釣れる...けど、違うんだよなぁ」
と、ボヤいてました。
「あぁ、この人職人肌だなー」と、一発でわかる。

また、驚いたのが
カラー名を聞いてた際に
「ブライトカラーなんだ」
と言い始めて

「????」
となったんですが
どう言うことかと言うと




コレ。
※オレンジはヘッドのみ。




照射してるのはUVライト
そう、俗に言うUVカラーとかケイムラ系ってやつっすね。
「ブラックウォーターでは魚からも見えにくいはず、だからこのラバーやヘッドに使う塗料を選んだんだ」
とのこと。




確かに、濃いブラックウォーターだと人間の目では30cm先ですら見えないんだ

面白いアイデアだ




で、今回、このルアー持ってバカンスを楽しんだワケなのだけど

まぁ



結論から言うと、




よく釣れた。







シャチョーも釣ってるw


絶対とは言えないけど、相当壊れない
80近いトーマンで大丈夫なんだもの…
浮き上がりは早め、バイブレーションは少なめ。
パッとした使用感はそんな感じ
タックルは各自色々でしたが
ロッド:dearmonster MX-6+
リール:バンタムMGL XG or HG
ライン:VAMOS4号+リーダーナイロン40lbs〜60lbs
こんな感じ。
ブッシュがきついのでラインは1クラスゴツメです。



ちなみにリアンさんは22kgまで釣ってるとか、まじかいな。



で、RAJAのスピナーベイト小型のモデルもありまして



こんなの



オリジナルサイズと比較しても、ちっこい

俗にいう野池サイズっすね



ミニはシングルウィーロー




もちろんUVカラー


ワイヤーはmm、フック機構はそのまま。
フックかなり細軸になってて、一般的なバス用のワームフックくらいかな

さてはて?何にフォーカスした商品かって言うと、この辺り。



現地名ケランダン

熱帯魚業界ではフラワートーマンで名が通ってる?オセレイトスネークヘッド
総じて小型で50cmを超えると結構な大型扱い。
なので、ルアーも小型にして、ロッドもパワーを落とした方が数も取れるし、楽しい。
ちなみにタックルは
ロッド:dearmonster MV-55 +グリップカスタム
リール:バンタムMGL XG改+夢屋シャロースプール
ライン:VAMOS3号+リーダーナイロン40lbs

こんな感じ、超ライトでしょ?リールはアルデバランでもよかったかな

で、釣れる、釣れる。




釣れる










あ、社長も釣ってるw



しかし、なかなか綺麗なのは釣れないね

で、数日の釣りで私のミニスピナーベイトは猛攻を受け続けて


ハゲ散らかしたw
こうなると流石にバイト減りましたねw



でも、こんくらい使えた&使い続けれた




ここまで小さいとぶっ壊れるでしょ?と言われそうだけど
オリジナルサイズと基本構造が同じなもんで、壊れにくい
ちなみに今回、途中でフック交換とかもしてないからね


不意にきたトーマンも問題なし。





実際このサイズ全く問題なし、フックの伸びとかもないんよね
タックルがMV-55だったのですげー引いたw





壊れない=強いって理解でもいいんだけど

強いと言うより、“去なし”のスピナベ。



だから、実際日本でもまともに使えるわけさ。




野池サイズだもんね

魚種問わず使える
大場所でのビックバス狙いから、重量級のナマズ類、フラッシングが効く系、特にブレード系に弱い魚...
ね?もう想像ついてるよね?

これまではスピナベって壊れたらただのゴミになっちゃうから、持ってくの億劫だなーと思ってたんですが
サイズ感がそのままに耐久性上がってるので、それすなわち通常感覚で使えます。
使用感悪くないよ



そうそう、私事ですけど以前逃しちゃったタライロンのいいサイズ。


こいつで釣ってやりたいな…



と、今思ってます。





ちなみに開発中のチャンナ(思うところあってまだ製品化してない)もフック遊動仕様。



バレにくいし、このシステムだと状況に応じてフックを変えれるって面白いでしょ?





ブレードも引き抵抗の軽いウィローで
フックは強度を保てつつも刺さりのいいもの



なーんて色々条件を詰めてるとなかなか容易には製品化できません
いや、釣れないとか壊れるとかじゃなくて
やればやるだけどもっといいアイデアが出るもんだから


中途半端で世に出してもなぁと...


まぁ、煮詰めますよ!


お待ちあれ〜
スタッフ ヨシダ