2018/10/29 15:35

さて、以前キャスティングタイラバの記事を頂いたモリさん

アカメ...イトウといい釣りしてたのでレポートいただきました。


これらの怪魚をMX-7Sで釣ってきてるモリさん。



MX-7Sもまた何かと強烈な釣果が目立ちがち...
硬い!曲がらない!重い!ってイメージが先行しがちなのですが、
実際どうなの?ってところ。レポートいただきましたw
ディアモン、硬い竿に作ったつもり一切ないんだけどな 笑


ちょっと長いけど目を通してみて!


以下モリさんのレポートです〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

お世話になります。

だいぶ冷え込んできました。
国内遠征にちょこちょこ出向き,色々な魚が釣れ,我が家にモンスター(第一子)が産まれ...etc
ドタバタした数カ月を過ごしておりました。
釣果報告たっぷり溜まってます。



アラサーになり自分の匂いに敏感になってきております。徳島県の森です。
今回は高知県にアカメを狙いに行ってきました。

むわっとした風が吹くと、そろそろかな?と高知県が気になります。
今年も結構な数が釣りあげられたのではないでしょうか。
昨年から1年間、毎月通いながら狙っていますが,なかなかこの手に抱けずにいました。

今回は頼りになる先輩と高知県に向かいました。
前情報では活性も高く、ワンチャンスあるかもしれないとのこと。

実績ポイントを順番に回ると「ッパーン!」と良い音が響いていました。


さっそく準備をしポイントへ向かいます。
今回のロッドもMX-7Sです。
「ッパーン!」と良い音がしていますがボイルは遠く射程圏外...。
潮のタイミングで寄ってはこないだろうか...とキープキャスト。

そして潮が良い感じに馴染みだしたころ...ヒット!
ギャギャギャギャ!とドラグが鳴り響きます。

先輩のリールから...。

そっと自分のタックルを脇に寄せランディングのお手伝いへ。




でかい

100cm近いアカメでした。
夢にまで見た魚が足元に,ほれぼれする体高,真っ赤な目。
こんな魚が泳いでいるんだなと胸が熱くなります。

アカメの回復をしている先輩に

「アナタ 結構アカメ釣ってますやんか!」


と,心の中でツッコミを入れてポイントへ戻ります。

いやいや、心は熱く頭のなかはクールにです。
そうです自分が釣れないからと熱くなってはいけませんよ。
私には私の釣りがあるのです。あるのですよ


あるのですよ!


......。


「ヒ...ヒットルアーって?」「ど...どこらでした?」「えーとレンジは...」



目の前に憧れの魚が泳いでいるのです。なりふりかまっていられません。
私の釣り?プライドなんて徳島県に置いてきました。
こだわった釣りは次回です!次回!


ヒットルアーはジョイント式のビッグベイト。
どうもミノーよりジョイントのビッグベイトに反応が良いらしい。
ジョインテッドクロー178にルアーを付け替えて狙います。

ロッドワークではなくリーリングで。
ジョイクロをパーン!と飛ばしフッ...と喰わせの間を入れる。
(非常に伝わりにくい表現ですね。)
まぁ、いいや、ジョイクロで回遊ポイントをネチネチ狙います。




が、


が、

まったく反応が無いまま1時間近く経ちました。
殺気が出過ぎていたのか,雑念が伝わってしまったのか、日頃の行いか...。
そろそろ引き上げようかという頃。


コン とアタリが
ベイトの群れに当たったかな?と思い,喰わせの時間をさらに長くとります。

飛ばしてー...。ステイ...。飛ばしてー...。ステイ...。

飛b  


ガッツーーーーン!


水中で殴られたような衝撃がラインを通して伝わりました。
待ってました!とフッキングを入れます。

ギィャーーーーーーー!  ギャーーーーーーー!  ギャーーーーーーー!


ドラグが鳴り響きます。
さきほどの先輩のファイトと比べるとサイズは結構小さいな...と感じながら丁寧に丁寧に寄せてきます。
ランディングのためライトで照らすと水中で真っ赤な目が光り、怒ったような最後の抵抗。

先輩にサポートしてもらいフィッシュグリップがアカメを掴んだ瞬間...



「アカメや!やったな!」

人生でいままでに無いガッツポーズをしたと思います。


アカメという魚を知り、三大怪魚を知り、こんなかっこいい魚達を釣ったらどんな感情になるんだろうか...


釣ってみたい、出会ってみたい


と思い通った高知県。


釣れず,通うのを辞めようかと思った日もありましたがこの1匹に出会えて報われました。
サイズは68cmとまだまだ子供扱いされるようなサイズですが、目頭が熱くなるような1匹に出会えました。
これがあるから釣りは辞められませんな!


いつか釣ることができたら,雑誌やSNSで見たようなカッコイイ写真を撮るんだ!と思っていましたが




なんとまぁブサイクな顔で写ってしまったものです。
カメラマンをしてくれた方は本当に良いアングルで撮ってくれたのに。
人間って色々な感情が混じるとこんな顔になるんだなぁと思いました。


今回のタックルは
ロッド:Dear monster MX-7S
リール:TWIN POWER XD 4000XG
ライン:PE 35lb
リーダー:ナイロン 40lb
スナップ,リング,フックはルアーに合わせて強化しています。


今回のタックルで68cmをオープンエリアで釣りましたが,不安は0でした。
アカメのダッシュを受け止めている時もベリーが少し曲がっているかな?
というレベルでした。ティップは柔らかいので良い感じに入っています。
バキバキの竿ではないので良い曲がりだったなと思います。
100cm以上となるとわかりませんが....ここのところステキな方が豪州でえげつないサイズのバラマンディを釣っているので大丈夫でしょうw

ただストラクチャー周りで大型魚のダッシュを止める必要があるシチュエーションに限ってははさすがに向かないかも?
まぁ、その時は別のディアモンが仕事をしてくれますね。

MX-7Sですがジョインテッドクロー178クラスでも気にせず振り切っています。
ロッドワークでジョイクロをジャークで飛ばして誘うだけなら、また別の番手のディアモンが活躍するかなと思うのですが。
オープンエリアでジョイクロを遠投しつつ回遊してくるアカメを狙うのなら悪くないぞと感じました。
飛距離がそこそこ出るのでストレスなく釣りができ,ベイトより幅広いルアーが扱えます。
もっと飛距離が!ベイトのパワーが!という方には別のロッドですね。適材適所か...。ほどよく万能か...。好みじゃないかな?と。


実は今まで2回アカメとのコンタクトがあったのですが
1回目はアカメに最適というウリの竿がのされてしまい。最終、ラインの力に頼るとフックが伸びて目の前でサヨウナラ。
2回目は竿もリールも強化して臨んだものの足元のバイトを盛大にはじいてしまい。サヨウナラ。
どちらも悔しい想いをしました。
今回はフックがランディング中に少し伸びたぐらいですのでバランスは取れていたのかなと思います。



今では相棒として使いこんでいますが,MX-7Sは初めからこれ!と思い買った竿ではなく。
もともと自分が入りたかったアカメのポイントに8ft以下の竿が欲しかったこと、昨年度末に急に決まった北海道遠征のために仕舞寸法が短いものが欲しかったこと
ベイトロッドでもいいがここ一番でのトラブルは避けたいのでスピニングロッドで...(ベイトキャスト下手糞なんです)

そんな条件を満たしていながら大型魚と“本当”に戦える竿はあるのだろうかと探していたところMX-7Sに出会いました。

見つけたときはまだ発売されておらず。失礼ながらモンキス社も知らず。
先代機MSX-71があったんだというところまでは調べましたが、小塚さんやモンキス社の過去ブログを読むこともなく...(見ればわかるのに調べず失礼な質問をすみませんでした。)
良い竿を見つけた!という気持ちが半分。本当に大丈夫かな…という気持ち半分で注文しました。


いざ届いてみると私の体型(身長165cm 体重60kg スリーサイズは...イケイケ!)にピッタリでした。
取り回しもよく,良い買い物をしたなーと思い近場で使ってみると...。
人生初のサツキマス、タイラバ投げれば....という暴挙にも答えてくれ...本当に「楽しい未来」が待っていました。






今回のアカメにも自分が大好きな竿で出会えたことが本当にうれしいです。




過去の経験から商品に対する最高!最強!という言葉はあまり好きではなく。
メーカーのウリ,テスターコメントには「本当に?」と疑ってしまう自分なのですが...。

MX-7Sについては(他の番手あまり持ってませんので...すみません)
自分の求めている条件があてはまる時,間違いない1本だと感じました。

決して安い買い物ではありません(ごめんなさい!)
私もこれでしっくりこなかったらどうしよう...と不安を抱えながらの注文でしたし...。
ですがモンキス社のロッドは本当に求めている人が求めている条件にピッタリ当てはまると、応えてくれるロッドだと実感しました。
実際発売されてからネット等に感想を書いたり,釣果を上げている人も少ないと思いますので...
どんなロッドかな?と気になっている人も多いかなと思います。少しでも参考になればいいなと。


最後に
アカメを狙って釣ることができる高知県というフィールド。魅力的なフィールドですが,トラブルも多いです。
1人でも多くの人がアカメと出会えればと環境保護に尽力されている方々もいます。
漁港等でのマナー,魚の取り扱い方法。1人でも多くの人に守ってもらえれたら嬉しいなと思いました


こんなにかっこいい魚。
かっこいい魚と戦えるフィールド。
大切にしていきたいです。



<追記>
今年の夏も暑かったのですが,遠征のウェアにモンキス速乾Tシャツが大活躍でした。


(頭から水をかぶってもすぐ乾きます!)



まず、かさばらない!過大評価ではなく本当にすぐ乾く!とにかく涼しい!
そして...なにより匂わない!夏場でも車中泊でマズメまで休憩することが多いのですが、私は夜間はエンジン音もありエアコンをつけずに休むことが多いです。
窓を開けていても暑いものは暑い。汗をかくとシャツがファンシーな匂いを出してきます。メンズ2人での車中泊なんてもう大変。
ですがこの速乾Tシャツ。匂いが本当に抑えられています。この夏結構な頻度で着回しましたが気になるほど劣化しませんでした。
よっぽどヘビロテしないかぎりはしばらく使えそうです。ライフジャケットと擦れる部分も気になっていません。




〜〜〜〜〜〜〜〜以上モリさんから。



長文だし、多少、文章の推敲、省略させてもらおうかと思いましたが、
一通り読んで、ほぼ、原文ママ使わせてもらうことにしました。

モリさんとはロッド選びの段階から、釣果の報告を続々いただき、また実際に色々とお話する中で伝わるもんがありましたしね!

ちなみに速乾Tシャツの匂いの出にくさですが、
理由としてはこのTシャツ、素材もさることながら薄いのでとにかく乾燥するまでが早い...ので結果として、匂いの原因である雑菌が湧きにくいことが理由です。






で、で、モリさんからもご意見頂いてましたが

確かに、自分で販売させて頂いて自覚はあります。

ディアモンスター

安い竿じゃない



DearMonsterシリーズ全てに言えることですけど、
テストにかけた時間、費用、そして原料代金、加工代金は悲しいかな製品代金に跳ね返ってます。
もっと効率的にできればコストは下げれるんじゃないの?と試行錯誤ではあります。



何よりは、実用品としての精度、完成度、実用性を売ってるつもり。

もっと芸術品、作品としてのカラーを出しなよ!とも言われますが....
それは他社さんに任せますw

が、それだけの時間と費用をかけての製品、だからこそ安心して使って欲しい。


小塚が6年前に根性入れて立ち上げたのがモンキスです。
紆余曲折あって、今の法人のカタチになったことは過去のブログを読んだり、本人から経緯を聞いた方はご存知かと....ですが
リスクや責任を負わず、思うような“アイデア”を売って飯を食うだけなら会社になんかしてないでしょう。

彼のワガママであって (笑

理想であって

想いがカタチになってるのがディアモンスター

だから、買ってくれた方にはそんな想いも買ってもらえたのかな?
と、勘違いとも取れる思いを持って(?)領収書を書いてます。


で、この近年はその結果に応えてくれるようにユーザーさんから続々帰ってきてます。
この竿を使ってどんどんいろんな魚に出会って欲しい、どんどん遊んで欲しい。


今後もみんなからの釣果楽しみにしてますよ!




(で、モリさん、後編?のイトウ編もまた待ってまーす!)


ヨシダ











<オマケ>

あ、他のメーカーさんやテスターさんをディスってるつもりはないので勘違いしないでね 汗
私自身は「良いものはいい!」
と、良いポイントが絶対性能でもコスパであってもなんであろうがですが
ロッドでもルアーでも他社製品もガンガン使ってます 笑