2018/11/09 12:00
毎度、買った双眼鏡で嬉しそうに外を眺めてたら、
隣の家の奥さんに微妙絶妙な顔されました
すいません、ヨシダです
さて、多分と言わず年末遠征を控えてなんでしょうが
直球で
「南米行くんだけど、ロッドとリール何がいい?」
との問い合わせが続いてます、結構何件も。
嬉しい限りです
以前もこの質問に近しいところのアンサー記事は書いた記憶がないでもないんですが
まぁ、いいか、行ってみましょう。
で、「どこで何を狙いますか?」
と、お聞きすると。
質問をいただく方の多くの返答は
ピーコックバス
もしくは
ピラルクーor大型ナマズ
って返答が9割方ですね。
後者のジャイアンツ達はまた別記事でまとめるとして。
ピーコック

ならどうするか?となんですが
魚に近いルアー、ラインから考えて。
で、それらを操作できるロッド&リールを決めて行く悩まずに決めれます。
世間の評価とかに惑わされず、その場で必要と思うものを見定めていきましょう!
例えですけど
レクサスLSをオフロードレースさせたり
マラソン選手に将棋で勝負させたり
磯ヒラロッドでタナゴ狙ったり
要は絶対性能は間違い無いけど、性能引き出すシチュエーション違うだろ!と。
ありますよね、そういうの。
私も釣りじゃ無いところでよくやってます、いや釣りでもたまにやる(汗
想定は年末の2週間遠征
ブラジルはピーコック(ツクナレ・アスー)の聖地バルセロス!

メインルアーはトップウォーターを中心に高速ジャーク
フォローでジャークベイトやダーターを入れ、
大型見込めるチャンスではビックスウィッシャーをリッピング
って感じを想定して。
いくつかのことが見えて来ます
・狙う魚が固まってる→ルアーを決めれる
・ルアーを決定→タックルのセッティングにフォーカス
となるわけで。
ちゃんと状況にアジャストできてれば2セットで十分かなと。
で、今回は加えて
・現地では即釣りをできる環境が整ってる→あとは快適に釣り“続ける”ことが重要
・釣り続けるにには→タックルのバランス重要!
日頃釣り行ってる人でも
朝7時から夕方4〜5時までを3、4日続けたらそりゃ疲れるよね
だからこそ、セッティング整えておけば疲れも少ない!=長い時間続けれる=遭遇チャンス増加!となるでしょ。
(普通に魚のコンディションや状況が安定してればね。)
じゃ、まず、ルアーは?となると。
この辺。

コレじゃなきゃというわけじゃないけど、この辺。
私個人の感覚では10cm~12cmほどのペンシル(15~25g程度)がキャストもアクション入力に使い易し
状況により変わるとは思うから上下の幅は全然あっていいかと
実際のキャストレンジ自体は15〜25mほど。

ほれ、岸際へキャスト!
で、この辺をストレスなく動かすとなると
DearMonster から選ぶならMX-6+
このロッドをメインにして、仕事にならないシチュってそうそうない
MX-6+を基軸にすると色々考えやすい。
(自分はなんならコレ2本でもいいな〜ってくらいに思ってます)

ボートってだいたいこのサイズ場合によってはもっと小さいと思う)
7ftを超えるロングロッドだと船べりに当てたり、ジャーク動作で水面叩きまくるとかで使いにくい。
私の体格(身長186)でもフロントデッキに立って....それでも6.3~6.5位が限界かな
MX-6+はレングスが5,10ftなんでスーパーロングキャストはキメにくいカモですが、そうなったらMV-65
いやいやライトなルアーへ...
10cmアンダー10g〜15gほどとなったらブランクだけMX-6へ(後述)
こんな時こそブランク&グリップの互換性ガンガン使ってやってください。
MX-6+使ってて、グリップ(TCS16)小さい!と思ったら、MV-65のグリップへ(2017まではTCS17、2018からはPMTS17)
軽量ルアー使いたいと思ったらブランクをMX-6へ、さらにローパワーと思ったら55ブランクへ...って感じ。
メインリールはシマノの100~150番クラス
私はここんとこコレ

バンタムMGLのXGとHG(基本XGだけで大丈夫かと)
色々使ってみてて、このリールのコンパクトさと耐久性は目を見張るものがあるなーと。
軽くはないけどロープロだからか疲労感も少ないし
あ、別にカルコンやスコーピオンやメタニウムでも大丈夫です、問題なし。
特にメタニウムMGLはスプールサイズ的にもベスト!そして軽い。
1点私個人としては...の難点がありましたが、ちょっとしたカスタムで改善できそうです(今後、カスタム受注も受け付けれるか?も?)
で、リールって選ぶ際に、ボディサイズとスプールサイズは重視した方が良いと思うんですよね
軽量の10gアンダールアーを使いまくりたい、もしくは10g前半のルアーをアキュラシーよく飛ばしたいとなったら
シャロースプールを入れるか、32mmスプールのリール(スコーピオン70、アルデバランなど)PEを3号以下に落とした方がキャストフィーリング格段にいいです。あとは糸巻きも過剰に多い必要はないかなと。
海外遠征となるとよく話題になるドラグ力
我々としては現状の市販品スペックでまったく問題なし。
確かにアルデバランBFSとかのドラグは相当限界低いけど、
バンタム、メタニウムクラスあれば問題なし。
マックス値がそこまで強い必要ってなくて、むしろ円滑にスムーズにズルズルと出てくれることが大事。
最後は指で止めてやりゃいいし、過剰にテンションかけると....(ここからは会ったときにでも聞いてみて)
自分のリールに強化ドラグワッシャー入れてみたんですが、確かにマックス値上がるだけじゃなくて、調整の幅も広がる
8〜9kgほどかかるのでロックしなきゃいけない釣りにはいいと思います
(ここら辺詳しくは会ったときにでも聞いてみてください)
ラインは各社安価で高クオリティなラインも出てるが、メインPEは毎日巻き変えるものじゃないのと、
1日10時間とかの釣りを2週間通したところで....よっぽどのブッシュ奥へブッ込み続けるとかじゃない限り
高品質のモノ使えば1トリップ余裕で持ちます(心配だったら途中で裏巻きするかもう1ロールだけ持っていけばバッチリ)
リールもロッドもコスト下げたところでなんとかなるけど、ラインだけは絶対にこだわった方がいい。
もう1回、糸だけは品質で選んだ方がいい。
長く使えば使うほどにその差が顕著に目に見えて出てくるし、誰でも分かるのがライン。
てなわけでこちら。
いやいやいやいや、65mじゃスプールスカスカよ!
クソほども足りないよ!
って意見もありますが
実際こんな感じ。
カルコン200やアンタレスにVAMOSの4号とか巻くとなると確かに下巻きが必要
だけど
南米はじめとするボートゲームで上記200番クラス以上のリールが必要なシチュって多くはなくて
例えばカルコン200にPE5号巻くと100m以上なんですが
いくらピーコックの引きが強くても100m糸を出し切る釣りじゃないんですよね、ボートからだと...(ピーコックでなくても最後は船でおっかけりゃいいし)
あ、カルコン200良いリールなのは理解してるのでディスってるわけじゃない、使い所。
そんなユーザーさん向けにVAMOSの3〜6号の150mとかあってもいいのかなとも思ってたりはします。
VAMOSもそうなんですがSi-Xは一回使ってみるのをオススメした“良い”糸。
SMPがサラっとした使用感に対して、こっちはもうちょっとウェッティーで初期性能が延々と続きます
ちなみにSi-X系列で4号アンダーは現状VAMOSだけ。
で、話は飛んだけどメインPEは4号で十分、これにリーダーは50~60lbs
リーダーはフロロでもいいですけど、長くても1~1.5mほど、短いと50cmほどのショートリーダーなのでナイロンの方がショック吸収効いてくれて好みです、私は。
FGの締め込みやすいし、トップウォーターメインとなると沈むフロロは動き悪くなりがち。
南米だとワイヤーリーダー使うことも結構ありますが、この辺は色々個人の好みなので試してみてちょ。
ラインは私は基本的にバリバスさんのものを愛用してます。
で、糸の次くらいにコダわって欲しいのがフック
トレブル派だったらこちらかなと。
大型の1/0~はST-56もいいと思う。
一番魚に近いパーツだからね
絶対にケチれない。
より強いXHやST-66もあるけど...
軸の太さも相当なのでフッキングミス多い印象が強い。
シングルももちろんいいが、シングル55BL生産中止とのことで辛い
スナップは
これ買っとけば間違いない。
他にも良いの色々出てきたので試してはみてます。
スタジオオーシャンマークのオーシャンスナップの3番もいい、相当強い。
プレート系のビゴットとかには脱着しにくいのが玉に傷。
リングも色々試してるけど、
カルティバのハイパーワイヤー(青パッケージ)が好み。
ウルトラワイヤー(赤パッケージ)でもいいんだけど
戻りがハイパーの方がいいような...気がする。
で、できましたよね、メインタックル。
コレをメインとして使った際に色々と不満というか足りない点も出てくると思います。
1、もっと遠投したい&ウェイト乗せたキャストしたい
ロッドをMV-65にするのがベター
引き換えに操作性が落ちるので、ただ巻きメインや、ロングスパンのジャークに相性がいいかと。
このセットだと激流系ピーコック相手にするのにもアリでした。BFK115とかスッ飛ばして、流れの中から誘い出す感じにいいかな
2、もっと軽い小さいルアーを使いたい。

~10cm,~15gほどほどのルアー達
MX-6(MX-6+のグリップにMX-6ブランクでいいと思います)
ラインは細すぎてもトラブル時のリカバーに時間かかるから2号〜3号あたり、リーダー40あたりに落としましょう。
これで10g前後までを快適に使いこなせる、更にリールをアルデバランやスコーピオ70とかの32mm径やシャロースプールに変えると
更にアキュラシーよくキャストができます
「操作感って何よ?そんな違う?(なんだったらロッド買わせようとしてない?w)」
って、なるとは思うんですが、こればかりは使ってみてもらえば(なんだったらイベントとかでタックル貸しますから)
全く変わることがわかる!誰でもわかる!
トータルのタックルセッティングこそ全て。
セッティング取れると、「ここまで変わるか!」ってくらいにキャスト精度上がるし、1回1回のキャストで気を使わないから疲れないです、変なトラブルも減らせます。
MV-55だと更にもう1段階下のパワーレンジを使いこなせる
小型種のピーコックも楽しいよ
3、タライロンとかピラニアは?
ピラニアは歯対策でワイヤーリーダーあった方がいいけど、基本的に同じセッティングで大丈夫。
ボガグリップは必須、気をつけてね、指飛ぶよ。

タライロンは大型になるほどにバカみたいなトルクで抵抗してくるので、
超大型が見込まれるならロッドパワーを更に上げてMXー∞のブランクで対応してもいいかと。
この魚メインにするなら糸の号数5号以上にあげていいと思います

4、ビックスイッシャー使うときは?
基本的に上記セッティングで大丈夫です。
ウェイトオーバーに思われるけど、この辺のものは全然問題なし(マックスで130gまで投げてました)
20〜30g代のペンシルと同じフィーリングでは投げれないけどね

※個人的には小ぶりなのが好み、比較byアライくん
、ビックスウィッシャーはアクションを延々と続けることが何より大変...
私としてはキャスト精度よりも継続キャストを取るべきかなと。
スウィッシャーにもボディサイズとペラの形状やセッティングで色々と個性が出ますから、お好みのを。
水面を跳ね上がらないように水を噛ませてのジャークを意識してみましょう。
フックサイズをあげたり、リーダーを長くとってもボディーの暴れは落ち着くよ
え?なんでそんな面倒な、しんどい思いしてこのルアー投げるかって?
出たらデカイからに決まってんじゃんw
話を戻して。
で、で、ここで勘違いして欲しくないのが
このロッド達、南米専用機じゃない!
て、こと。
全然普段の釣りに使えます。
普段の釣りに使えなくて、海外の釣りに使えようか(いや使えない)
今回はボートゲームに限った話になってますが...
ラインだけ1ランク落とせばアジアエリアのキャスティングゲームにも対応可能

マレーシアやタイのバズやディープクランクの遠投スタイルだったらMV-65がディアモンの中で一番フィットすると思う。

フラワートーマンクラスのサイズ感だったらMV-55

パプアンだってMV-65+カルコン100で押さえ込み!

MX-6ならバケモノサイズの魚だけじゃない、小物相手にももちろんね
6+はテスト時にビックベイトシーバスゲームに持ち込んでマグナムザラぶん投げたりしたこともあったっけ...

MV-65もテストではほんといろんな魚釣ってるけど
タケさんのこの動画がベンドカーブ相当良くわかる、まだ余裕あるね
タケさんのこの記事も参考になると思います
まぁ、1m、10kgほどまでを一つの基準にしとくと良いかもね
55についてもこちらも
と、こんな感じ。
ここのところ、電話やメールなどでも色々と質問受けること多いですが
わかる限りは全然お答えいたします(遠征エリア国内外問わず)
不明な点あればなんでも聞いてみてくださいな!
それでは〜
ヨシダ(自分も南米準備地味に進めて行こうっと)