2018/11/24 13:00
2019年の2月に発売予定のMX-6
迷われてる方も少なからずや
が、その中で
「MX-6+が後継なんですよね」とか
「MV-55の方が使いやすい竿って聞きましたけど」とか
え?いつからそうなったの?w
なんだそりゃw
と、言った覚えない話が一人歩きしてたので、
久々に書こうと思います
誤解ないように説明すると、
MV-55もMX-6もMX-6+も其々性格の異なる竿。
各々、使いどころがあるから製造販売してるロッドですよ(後述)
1、特性
2014年発売のMX-6
ディアモン3機種目なんですよね
結構息長いなぁ
数字スペックだけだと
5.4ft、仕舞寸法ブランク3pc(50cm)、グリップ30cm、135g
すげーショートです。ブランクもさることながらグリップも短い
で、破断強度テスト60度で10kgクリア
これはベンドテスト画像、テストちゃんとやってるよ
素材は中弾性カーボンをメインに、複合弾性プリプレグをクロスレイヤリングはシリーズ共通
(ただただ、中弾性使ってるだけじゃダルいだけ、高弾性使ったら折れる訳でもなし。竿づくりは深いな...)
ディアモンの特性として
基本的にティップはしなやかで入りやすく、バットは強くかかった魚をコントロールしやすい。
のが、基本的な設計なんですが
なんですが、MX-6はかなり異なる、異質モデル。
レギュラー気味のテーパー、負荷をかけると、キッチリ曲がる!
1kgリフト
しっかりフルムーン。
曲がる、からこそ、ディアモンイチブランク破損報告が少ない。
本当に少ない、(ガイド破損とか紛失はありますがw)
ここは意外かも?ですが
MX-6より1段階ほどローパワーのMV-55
でもMV-55の方がバットが効いてるんよね、ティップも入りやすい(MX-6よりファースト気味)
性格の違いがベンドに出てます
面白いでしょ?
で、MX-6+になると
一気に別の竿、バットの強さが別物
ルアーの動きにもキレが出るし、6じゃどうしてもパワー不足になるシーンでも不安なし(相当ですけどね)
MX-6で手に余るルアーのキャストアクション、魚とのやりとりに必要な竿。
詳しくは此方ね
2、守備範囲
問い合わせで一番多いのはキャスト範囲ですね
オーバーヘッドで精度を出して、不快感なく投げれるとなると5g~35g程度。
その中でも快適なのは7g~15g程度
特に下限の快適性をあげるとなると、何回か書いてるかもですが、
アルデバランとか、SSairとかの、小径シャロースプールのベイトリールを使うこと
34mmスプールとかでもシャロースプール入れると相当変わります
スプール回転の立ち上がりが一気に良くなるので、バックラッシュしがち!って人は試してみて!
また、軽いルアーでも容易にベンドするブランク特性から、キャスト時、スプールをリリースをするスイートスポットが掴みやすい。
基本シングルハンドでのキャストを念頭にしたロッドだけど、慣れてない方でも投げやすく仕上がってます。
(シングルハンド苦手な人、意外と少なくないよねw)
こうやって写真載せるとフィネスロッドのようになっちゃうんだけど、
ガイドはこんな感じ(MV-55比較)
違う場所写してるんじゃないよ
元ガイドね
ディアモンの“X”シリーズに求めたのは絶対のタフネス性能
故にステン&ダブルフットにこだわってる。
だから、不意に来ちゃう大物が潜む場所でも安心して使える竿
もしものとき、アドレナリン全開、興奮して、竿に気を使う余裕のない人少なくないよね?
竿に気を使ってられないじゃん
ピーコックのダッシュも去なす!
カオレム主!
志村さんのダツ!余裕でメーター!
ケンちゃん!やばみ!
いよいよ守備範囲がわからんくなりそうなのでこの辺にしとこ
3、グリップ互換
当たり前かな、互換でガンガン使ってやって欲しい。
MXーGripを組み合わせて
スピニングのセッティングを詰めてもらってもいいし
個人的にはMX-6
おかずタックル(語彙力)
と、呼び、休日の出動回数が本当に多い。
だいたい、MX-6ブランク+MX-Grip2+グラップラー300+PE0.8~1.2あたりを組み合わせて
タイラバや、ゆる〜いジギングに使ってる。
なんならそのまま天秤吹き流しでのエサ釣りまでこれでどうにかしてますね
シャチョーから強奪したフォースマスターの300と合わせて今後も活躍してくれそうだ
ジギングだと120g ~150g程度、富山湾でのタチウオジギングあたりに丁度良い感じ。
それ以上のウェイトをジャークしようと思ったらMX-6+の守備範囲。
小柄な方やお子さんに釣ってもらうなら、MX-7やMX-∞(リールシートでかいかもね)のグリップ合わせても良いかと思いますよ
4、どんな人向き?
小難しいことをツラツラと書いてしまったので理解が難しくなっちゃったけど
当初のコンセプト通り
MX-6,7,∞3本で全てをカバーするとしたら?
この3本でのローパワー担当、と、考えていただくと理解が早いです。
単体での守備範囲相当広く、正直そうそう不足はない(じゃなきゃ、あんだけ魚の写真でないからね)
で、このロッドを使い込んで“ベンチマーク”として55,65,6+へと買い進めていく人が結構多いです
(これ1本で満足して頂いている方も少なからずや)
個人的には、ディアモンのシリーズの中では
1匹を楽しむロッド
ピンスポにキャストを決めて、かけてからは竿の曲がりとドラグを楽しむ。
1匹とのやりとりが非常に楽しくなるロッド
こんなこと書くと趣味性に振ったロッドと捉えられちゃいそうだけど
そういうわけじゃなくて...
実際、私自身、MX-6の相当出動回数がホント多い!
翌日のタックル選びの際
「55じゃちょっとデカイの来たらマズイかな...65だと小場所で取り回し悪いかも」
とか考え始めたあたりで面倒になって来て 笑
迷ったらこれ1本って感じで選べるロッド。
近海で釣りする時は大体船に積んでますし、国内外問わず、何が釣れるか?
どれほどのサイズの魚が釣れるか分からない場所に行く際にも携行してますね。
そのレングスからフローターでの釣りや、ブレジャーボートからのシーバスなんかにもgood
しっかりフッキングが決まった瞬間のバギューーーーーンとブランクの絞り込まれる楽しさ、体感して欲しいな!
5、まとめ
と、ここまで書いてもなんか伝えれた気がしない(汗
ロッドなんて触らなきゃ、投げなきゃわかんないよ
(ここまで書いてコレいうかw)
やっぱり、実際、触ってもらうのがイチバン。
また、1匹を楽しむとか書くと、懐古主義のデザインロッドみたいに思われるかもだけど、
ウチ、実践主義の道具を作ってるつもりはあっても、ケースに並べるような作品を作ってるつもりはない。
ので、ガンガン使ってやって欲しいなと。
で、都合よく?
MX-6始め、ディアモン全機種を触れるイベントあります!
12/1の魚民フィッシングショー
フィッシングショーって言いつつタダの飲み会やけどねw
なんかで触っていただくのがいいかなぁ
それでは!
ヨシダ
<おまけ>
MXー∞