2019/10/26 17:23



MX-∞


「剛竿のイメージが....」
「凄まじく強いって聞くんですけど...」


と、言われますが


「うん、強い」




全部が全部じゃ無いけど、

「強い竿≠硬い竿」


ってことは、様々なロッドを触れば触るほど、
できることなら魚をかけたり投げたりをやればやるほど理解できると思います。

で、結論から言うと、折れない竿ってのは無い
折れにくい素材や加工法を選定したり、折れにくい調子に設定したり、テストしてアクションを作ることが我々の仕事
その中でどれほどの使用感に着地させるのか?

もちろん、折れないほうがいいけども、無制限に強度を上げれば上げるほどに重く、使いにくくなる

竿が強すぎてもまた人間が耐えれないし、全体のタックルバランスがどんどん上がっていく。



さてさて?

ってところに開発時、頭を捻ってたのがMX-∞



極端に“振った”道具はコレもまた頭捻るのよね


この辺りの話は過去ブログにもあるので...チェックしてもらえればなのですが。




で、話を戻して


「曲がる≠弱い」



なのは周知の事実。



強かろうが、弱かろうが、
その竿の性格を作って、
使いたいシチュエーションでコントロールしやすいところに持っていく

立ち位置や使う人によって意見は分かれますが、

竿作りではなく、竿創りの大事なポイント



なので、

MX-∞の性格...
コレもまたどう捉えるかって人によりけりですが、
僕らの使い範疇でいうとですが
曲がり始めは早く無い、ただベンドし始めて荷重をかけ始めてからは結構素直にベリーまで入る。
キャスト、アタリをとる、魚をリフトアップ
コレらの動作を高負荷環境下で不足なく、快適に使える




ちなみにコレ全部、MX-∞です




糸の先には




結構名が売れたLSフィッシングポンドって釣り堀(マレーシア)

じわりじわりと寄せていく感じの釣りなのでこんなベンド


かたや

かなり曲がってるけど、コレもMX-∞




竿に負荷かけて、竿の持つ反発力で魚を寄せ、止めてる最中

結果は




まぁ、引くよね。




参考までに!


三節棍にして折ってきたら大したモンだと思う。(竿屋さんなら意味わかるよね?)






アタリを見るにも浅場で低負荷の釣りよりも、

深海釣りなどがいい例で、常に高負荷がかかってる状態を作って、曲がり始めを作ってやる...(そんな環境でこそアタリが見える)



低弾性、ローパワーの竿だとベントし切って、竿が反発できず、アタリが出ない。
ライトな竿はライトな環境で!仕事のさせどころ。要は適所適用ですが、この説明の通り

ただただ硬いじゃなくて、高負荷状況にフォーカスしたのがこのロッド

正直、使いどころは多くはない、けど、その一発に耐えきるロッドに仕上がってる。


ここ一発の勝負に是非使って欲しい。



























遠慮なしのガチンコパワーファイト上等!

ヘビーデューティーな環境でこそ真価を発揮してくる1本です。

年末遠征でのシビれる釣果報告、楽しみにしてますぜ!





ヨシダ(リールにラインに接続アイテムに....タックルバランス整えてドーゾ!)