2020/02/25 13:58

昨年より取り扱いさせていただいておりますBORED社製品




で、

「こんな何種類もオイルって必要なの!?」

って言われそうですが、

半分その通り、半分そうじゃない。


と、私は答えてます。

現状ラインナップグリスが4種、オイルが6種

当たり前かな全て性格が違います。


極論、純正のスプレー式のオイルとグリスでオーバーホールしても形にできます。

リールの性能を100%引き出すなら、適材適所の使い分けが理想

ちょう度(粘り気理解してください)の違いにより、
強めがいい部分もあれば、弱めがいい部分もある。

もちろん、使い分けで組み上げ後のフィーリングは同じリールでも大きく変わり、
重要な油膜の保持能力、初期性能の持続については、そもそもオイルグリスの基本性能で大きく異なります。


なもので、性能ももちろん、フィーリングの部分も大きく異なり
組み上げに使うケミカルを変えることにより
超高回転低抵抗、巻きも軽くカッ飛び仕様
って感じに仕上げることもできれば
高耐久スペック、しっとりシルキー仕上げ

にもなるわけです。




だもんで、私の手持ちのリールでも
BFS的な仕事が多いアルデバランとかは超高回転低抵抗、巻きも軽くカッ飛び仕様てな感じに仕上げてるし
雷魚とかでヘビーユーズするカルコン200とかグラップラー300高耐久スペック、しっとりシルキー仕上げに仕上げて
ソルトで使うことも多いストラディックはオイル打ち替えて、低抵抗、防錆優先仕上げって感じです。


実際どういう使い分けでやってるか?ってのは、また聞いてもらえればと思うんですが、


海外遠征となっても、持ち込むのは多くても2、3台まで。
主に1、2台のリールを酷使することが多い我々、そして遠征中にリールを開けることはほぼ皆無。
ハイシーズンになる前の今のうちか、大型遠征帰ってきて不調が出てるのを直して...ってのを続けてます。
場合によってはノーメンテで連続して出動させることも少なくないので、1個のリールにかかる負荷はでかい...

5、6台のリールをデッキに並べるような日本のボートでのバス釣りとはちょっと異なるんですよね(1台への負荷って意味で)
とはいえ、1、2タックルを手にして年中酷使するオカッパリスタイルとは近いものがあるかと思ってます。


なので、何かと耐久性を重視したセッティングで仕上げて使ってます


現在の仕様は
バンタムMGLを仕上げるに当たって

メインギア&ピニオンギアにDELTA
レベルワインダーにTHG、リール内部のクラッチなどの可動部にLDG
ベアリングにはLIGHTDUTYもしくはGOLYAT(場合によってはこの2種を混合)
私の場合ハンドルベアリングは私は何かと錆びやすい傾向にあるので、BSLRもしくはHYDRA(これもHYDRAメインに混合)

って感じに仕上げてます。

コレで仕上げれば相当シルキーな無重力感?とでも言おうか...
そんな仕上がりになります。

特に特筆すべきはDELTA の耐久性


他のモデルと比較して、ベースがウレア素材を使っていることから粘着性が強烈
強烈な耐水性と粘着性からマイクロモジュールギアを搭載したベイトリールに相性が非常に良いです。
私の遠征仕様のリールには欠かせないグリスとなっています。

ただ、人によってはメインギアに使用した際に巻きが重いと捉える人もいるかと。(数日使うと馴染みますけどね)
同等の耐水性だけど、若干ちょう度が低くても良い...なんて声あったんでしょう
で、そこにあわせてかALPHAがウレアベースとなりリニューアルして発売されました。


ベースをリチウム系からDELTAと同じウレア系に変更



ブラウン系のカラーからDELTAに近しいホワイト系のカラーに
かなり性格変わったぞ!



DELTAがペースト感強いフィールですが、新ALPHA(ALPHA UGって商品名です)はマヨネーズのようなモチっとプルンとした感覚。
実際に使い分けると、ALPHA UGの方が一段階ライト
スルスルと回りだしが軽い印象。


2週間以上の遠征なら、私は絶対的にDELTA推しですが、
使い分けとして
ローギア〜ハイギアあたりまでをDELTA、
ハイギア〜エクストラハイギアあたりをALPHA UG
こうして使い分けてみてます

で、実際に先日のマレーシア&インド遠征に持ち込んだ私のバンタム2台は上記のようなセットで現場投入しました。
(どっちもボディ表記はXGなんですが、一台はギアをHGに変更してます。)

今回、小塚のバンタムMGL XGもオーバーホール

やば汚かった




綺麗にして、交換するとこ交換して
ALPHA UGをメインギア&ピニオンに入れてみました
で、今回の遠征10日間朝から晩までキッチリ投げて使い込んだ後のフィーリングですが、
全く問題ないですね、ゴロツキ、ガタつき、、シャリ感出てない。
(気になるからベアリングだけ清掃入れるけど...。)



これまでやってきた感じ、このペースの遠征2、3回くらいに一度はオーバーホールしてやるのが
各所パーツを長持ちさせることに繋がると思います
ベアリングはもうちょっと繊細な感じあるから注油だけはしといたほうが良いと思いますが....。
(ギア交換、安くないからねw)



「迷ったらBOREDで間違いないよ」



と、言える性能を有するケミカルアイテム、ハイシーズン前のメンテに是非とも使ってみてください。


ちなみに





この辺も好評いただいております。
是非、使ってみてね





ヨシダ