2020/05/15 12:00


さて、だいぶこのブログでも過去に何度か紹介させていただきました。

森さん。


MX-7S使うと強烈だなぁと思っていつもみてました。

昨年とかもいい記事をもらってて
今がタイミングかな?と思ってアップします。


ライト&ヘヴィー


幅広く使えるMX-7Sだけど、

はまずはライトな側から。

この竿の特色、カラーが見えてくるはず。


では、森さんよろしく!






お世話になります。

MX-7Sのライトなセッティングについてお送りします。


「MX-7S ライトなセッティング」

愛用しているMX−7S。ライトなセッティングで使用している時のタックル立てです。


そもそもどうしてMX-7Sばかり使っているのか、なのですが。

僕は空いた時間が30分でもあれば、なんなら10分でもあれば水辺で竿が振りたい性格です。
しかしその都度、釣りものに合わせて専用のタックルを持ち出すのはめんどくさく、時間が勿体無い。
そもそも愛車が軽四なので竿をたくさん載せることができません。
なので1本で大体のことができる、万能なMX-7Sの登板が多くなるというのが理由です。
(仕事前に1時間スズキを狙って、仕事後30分アジを狙う)など。
   

車のトランクには、いつもこのように道具を放り込んでいます。



上部トレイにはリーダーと実績があるルアーを。
左半分には、システムケースにライトゲーム関連と換えフックや仕掛け。
右半分には、ルアーを入れたケースとリールを2台。
どんな釣りでも、対応できる準備をしています。

ここから必要な分だけ選び、ボディバックに移します。



これがライトなセッティングの時の荷物。
これとは別に腰回りにニッパーやボガクリップ等を付けています。
僕はあまりルアーをローテーションしないのでメイホウのランガンケース1つ。

実際僕は釣りが上手くありません。状態が良い場所に行き、釣果を出しています。
なので短時間でも釣り場に出て、海や川の状態を見て周る。
何が釣れているのか、エサとなる小魚は居るのか。
釣りものが幅広い僕ですが、1匹までの詰めて行きかたはどの釣りでも同じです。
ですので苦手が少ないMX-7Sは、機動力が高くとても良い相棒です。


という前提があって・・・普段使っているライトなセッティングです。



-タックルセッティング-



■ロッド
 MX-7S

■リール
 以前:エクスセンスBB C3000M HG
 現在:セルテートLT 2500S-XH

■メインライン
 PE 0.8号(16lb)

■リーダー
 16lbと6lb

■ルアー

 



季節によって入れ替えますが、このあたりのルアーを使っています。
ルアー単体として使っているのは、5g~20g。
そのルアー1つで、幅広く水の中を調べることができるものが多いです。

5g以下のルアーも投げることがありますが、風にかなり左右されました。
なので風の影響を受けない場所や、至近距離(10m)のみ使っています。
基本的に3g以下のルアーについては、フロートやキャロと組み合わせて使います。


-想定している魚-

■ガシラ・ソイ







16lbリーダー(地形によってはもう少し太くします)。
5g~のジグヘッドワームや直リグ、ジグ。
根に潜られると厳しいのでハイギア以上のリールで一気に巻き上げています。
ジグヘッドやオフセットフックはコストパフォーマンスが良いものを。


■メバル・アジ・サバ







この時だけは6lbリーダーを使います。ノットはクインテットノット。
5g~10gのメタルバイブレーションやメタルジグ、ジギングラップ、シンキングミノー。
~3gのジグヘッドワームやプラグを使うときは、フロートやキャロと組み合わせています。

ライトゲーム用のロッドでは、投げにくい重さのフロートやキャロを振り切ることができる。
水の抵抗を受けやすい(ヨレが探しやすい)。狙われていない距離や水深に居る魚を狙うことができる。
といった強みがあると思っています。

口切れが多いのでドラグはかなり弱くあわせています。(#2が曲がりだすとジジッと滑り出すぐらい)
フックはとにかく細軸で刺さりやすいものを(ST-36TN、ST-26TNやトレブル17)。






上顎にしっかり掛かっていると専用タックルでなくとも、ばらすことは少ないです。
小さいアタリを掛けていくのが結構楽しく、最近はまっています。


PE0.8号にリーダー6lbで使っています。はじめはアンバランスかなと思っていたのですが。



このペットボトルが600gぐらいです。
PE0.8号に6lbリーダーですが、しっかり竿が曲がるので案外切れないものです。


■スズキ



16lbリーダー(場所によって30lbまで使うときがあります)。
7g~16gまでのジグヘッドワームを使うことが一番多く。
7g~のバイブレーション、メタルバイブレーションでボトムを狙ったり。
シンキングペンシルを使って流す釣りをしたり、トップで狙ってみたり。

場所や食べているエサがすぐ変わるので、ポイント移動が多く様々なルアーを投げています。
MX-7Sの万能さ、機動力の高さの恩恵を一番受けている魚かなと思っています。
フィールドを見て周っているときに大型が掛かることも多く、16lb以下のリーダーはあまり使いません。

フックはST-46、STX-45やトレブルSP M、MH。



ロッドの長さがちょうど良く、ボートシーバスでも使っています。


■ヒラメ



16lbリーダー。
7g~のジグヘッドワーム、ワインド用ルアー、メタルジグ。
ロッドの長さ的にアクションが付けやすく、ワインド用ルアーやメタルジグと相性が良いなと思っています。
磨耗が早いので、ジグヘッドもフックもコストパフォーマンスが良いものを。


-想定していなかった魚-

■ハモ



25lbリーダー。チタラ。
堤防の窪みから頭を出していたので、チタラを落としてみたら釣れてしまった魚です。
引き込みが強く、かなり竿が絞り込まれたのですが一気に浮かせてタモにいれました。
(美味しかったです)




16lbリーダー。VJ-16。
広く探っているとルアーをひったくっていきました。

ロッドの柔軟性のおかげで、ばらさなかったとつくづく思います。
65cmほどでしたが#3が曲がるレベルでした。
(美味しかったです)

■ハマチ


16lbリーダー。チタラ。
サバを狙ってぼーっとチタラを巻いていると、ロッドが吹っ飛ぶところでした。
MX-7Sの#4まで一気に曲がった魚です。基本的にドラグは#3が曲がると滑り出すようにあわせています。
障害物が何も無いという条件で、このタックルセッティングでとれる魚の限界かなと思いました。

ドラグを設定し直しながら堤防を歩き回り、かなり時間をかけました。
曲がるブランクス、ドラグを使う。合わせ技一本の魚かなと。
(美味しかったです)


-MX-7Sを使っているフィールド-







こんなんだったり





下手な絵ですみません。伝わりますかね?
こんな感じのフィールドでよく使っています。


しかし、ずっとMX-7Sで通しているわけではなく。
今日はとことんライトゲームをやるぞ。という日はアジング用の7ftのロッドを使いますし。
サーフでヒラメをじっくり狙うときや、足場が高いフィールドで釣りをするときは9ftのシーバスロッドを使っています。
専用のタックルを持ちつつ、MX-7Sを使っている人間のタックルセッティングと思ってもらえれば。



(すげー長くなりました。ほんとにすみません・・・。反省はしています。 徳島県 森)




いやぁ....いやぁ....後半になるほどに、どこがライトなんすかwと。



しかし、よくまとめられてる!
ありがとうございます。

今回MX-7Sを受注された方にも、検討されている方にも参考になったんじゃないかなと思います。


森さんがフィールドに出まくってるのが
最初の一枚で理解できる。
(行ってる奴の車はだいたい、即座に竿振れる様になってるねw)


で、実際ライトなシチュで、MX-7Sより使いやすい、振りやすいロッドなんていくらでもあったと思いますし、
森さんもライトなロッドを所有してるのも知ってるし、そんな話を以前してました。

その上でMX-7Sを使って結果を出せるのは、この1本を徹底的に使いこんでいるからこそ。

これ、言葉は軽いけど、意味合いは重くて。

下手に慣れてない特化ロッドより、使い慣れた汎用ロッドがときに強さを見せるのは、
使い手がその竿のできる仕事とできない仕事、その線引きを深く理解できているから。



1本のロッドが手の延長になった感覚を理解するには、そのロッドの持ってるポテンシャル理解し、引き出すするには、絶対的に使い込む時間が必要。

そして、そう言う人は軸になる1本を使い込んでいるからこそ、他の竿でも同じことができるはず。



そんなこともを感がさせられる記事でした。


さて、続くよ!


ヨシダ