2020/05/19 12:00


さて、先の記事に続いて
次はモリさんの標準的なレンジについても解説いただきました。

ほんと、熱量迸ってるわぁw


果たして、標準的.....なのか?ww




(お世話になります。MX-7Sの標準的(基準となっている)セッティングについてお送りします。)

「MX-7S 基準となっているセッティング」

-タックルセッティング-


■ロッド
 MX-7S

■リール
 ツインパワーXD 4000XG

■メインライン
 PE1.5号(30lb~35lb)

■リーダー
 30lb~40lb

■ルアー
季節と魚種によって使うルアーをかなり入れ替えます。


どんな道具でも、使い込まないとわからない部分があると思います。
上記のセッティングで、手元に届いた2018年3月~2019年2月まで1年間を通しました。
全シーズンを同じセッティングで釣りをしたことにより、今でも自分の「基準」となっています。


-フィールド-

堤防、漁港、ゴロタ浜、磯、テトラ、サーフ、河口、中流域、上流域...。
ウェーディング、都市型河川...。
様々なフィールドを、このセッティングでやってきました。
ウェーダーを履くこともあれば、ショルダーバックにスニーカースタイルのときもあります。

1年間を通してみて、「ショアから1本で釣りをするならば」本当にこれ1本で十分だと思いました。

このタックルで魚を釣るならどうアプローチをするか。と考えることが多かったような気がします。
今思えばキャストからキャッチまで、一連の流れをしっかりと考えることができていました。
その結果として、釣果に恵まれたのではないだろうかと思います。

釣りをするにあたり、タックルに迷いが無いというのは大きな武器になるのではないでしょうか。



-釣果-


■タイ・キジハタ










使う重さは30g~60gまで、一番多用したのは45gのタイラバです。
ラインスルーのタイラバを使うときは、リーダーを25lbまで下げています。
4000XGを使って、一気に巻き上げてくるファイトスタイルです。
バットがしっかりと受け止めてくれるので、ゴリゴリ巻いてくることができます。

快適に投げることができるのは30g~45gあたりでした。
60gになってくると「よっこらっしょ」といった投げ方になります。
フォールのアタリを掛けることが多いので、フックはかなり気にかけています。
使っているフックは紅牙フックやサーベルポイントです。


■ハマチ(~80cm)









ペンシルベイトやポッパーなどのトップウォータープラグ、フローティングミノー、シンキングペンシル、メタルジグなど。
45gを上限に色々と投げています。

水面が近いときや、自分が膝上まで浸かっているときの操作性はピカイチです。
かなり細かいルアーアクションができると思います。
またナブラが起きたとき、狙ったところに投げやすいのも大きな強みでした。

リーダーは30lb~40lb。ドラグは#3が曲がりだすと滑るように設定しています。
~60cmまでのサイズだと、楽しむ余裕がありました。
80cmになってくるとファイトの仕方、取り込む場所等しっかり考える必要があります。
このセッティングの上限だったかなと思います。

フックはSTX-45ZN、ST-56、STX-58、トレブルSP M、MHです。
(お小遣いが無いときはST-46で丁寧に丁寧にファイトしています。)


■スズキ(マルスズキ)







このセッティングで釣った数が一番多い魚種です。
フィールドにもよると思いますが、~80cmサイズなら楽々寄せてきます。
メーターサイズでも竿が負けると思うことはありませんでした。

しかし年間を通して使うことができた一番の理由は、バラしにくいことです。
30cm以下のバイトを弾くわけでもなく、きっちりフッキングできます。
ドラグの調整さえできていれば、フックから外れることも少なかったです。
絶妙な調整がされたティップだなと感じました。
そのティップがあるので幅広いルアーに対応できるのかなと思います。

フックは特にこだわりは無く、ルアーに合ったものを使っています。


■スズキ(ヒラスズキ)







磯でも使いました。
魚に対して自分が動くことが多く、かなり忙しいファイトだったと思います

高さがあったり足場が悪い、危険を感じるような磯では使っていません。
水面が近い磯、ゴロタ浜と隣接している磯で使っています。
磯のピンを撃つことができる。向かい風でも振り切りやすい。という利点がありました。

フックはSTX-45ZN、ST-56、STX-58、トレブルSP M、MHです。
(お小遣いが無いときは...以下同)


■サゴシ



ヒラスズキと同じフィールドで釣った魚です。
油断しているとリーダーを切られるので、頭をこちらに向かせるのに必死でした。

写真のように比較的動きやすい磯で使っています。


■タコ









きっかけは「小塚さんがブログでタコを釣っていたから」です。
どんな感じになるのかと思い、しばらく狙っていました。
大型を釣っていないので、どこまでやれるか不明なところはあります。
が、このサイズだと引き剥がすことができました。
今まで別のタックルを使っていたのですが、また1つ専用のタックルが必要なくなりました。



-1年間同じセッティングを通してみて-

どのロッドでも同じだと思いますが、まずはロッドに慣れないとわからないことだらけです。

ロッドが一番力を発揮する角度や限界点。
自分が組んでいるセッティングで、魚に対してどこまでプレッシャーを掛けることができるか。
ロッドの特性を知ったときにMX-7Sは本当に良い相棒となりました。

僕のファイトスタイルですが、綱引き真っ向勝負ばかりをしているわけではありません。
適切なプレッシャーを適切な方向に掛ける、角度をつけて魚のバランスを崩す、蛇行させるように寄せてくる。
かなりせわしなく動いています。こういうときロングロッドだと楽なんだろうなと思うこともあります。
しかし、それも楽しんで「釣り」という趣味になっているので、良いかなと。
竿を曲げて、ドラグを使い、魚をいなしながら寄せてくる。MX-7Sを楽しむスタイルの1つかなと思います。
PE1.5号でも障害物に擦れなければ、そうそう切れないものです。


メリットばかり書きましたが、デメリットを書くとするならばやはり「長さ」になります。
足場が高かったり、水面と距離があるとルアーを最後まで引くことができず、魚を掛けてもファイトがしにくいです。

...デメリット以上!


完成している竿を自分に合わせるのは難しいと思っています。自分が竿に合わせていくスタイルです。


年間を通して食べることができる魚を釣ることが多く、基本的にキャッチ&イート派です。
大型を狙うのも楽しいのですが、食べて美味しいというのも釣りの魅力の1つかなと思います。
国内(徳島県)という限られたフィールドで多用しているので、サイズより味に楽しみを持っていくことが多いです。

海外や遠征先で使い倒しているわけではないので、どこまで参考になるのか...。








あざます!



べた褒め100点インプレでなく、
事実に加えて、メリット、デメリットをしっかりとインプレしてくれてて、
実際に身近な魚、身近な釣りでMX-7Sってロッドをどう使いこなすか?
を見せてくれてコレ何より。


ウチの竿って、表記に適正ラインやルアーの重量とか記載してないです。

もちろん、バランスを整えていくと、そのなかで使いやすいレンジってのは存在する



ただ、釣りをする環境、対象魚、体格、タックルのセッティング次第で全然かわってくる部分だし
そうなると、一概に「何グラムから何グラムまで大丈夫」って記載しづらいのよね...

じゃぁ仮に、上限40gとかって記載してて
そこまでだったら破損のリスクがないのか?高切れすることはないのか?
って言われたら、そのリスクはゼロじゃない。

テストはコンでもかってやりこんでる上でなんですが、その上で数字で全てを確定させることは簡単じゃない。
だからこその表記です


参考までに、


この動画とかでもまとめてます


このロッドの限界....はまた次回


ヨシダ