2020/08/01 18:34

 DearMonster MV-75




今回このブログでしっかりまとめます!


 MV-65、 MV-55ときたVALITUDOシリーズ






そこに続く MV-75





初めて全景載せたかな....




で、75ってどんな感じ?って話ですが



ザクっとまとめていきましょう


武石さんのシグネチャーシリーズの VALITUDO 



いやはや、武石さんには世界各地で徹底的にテストしてもらいました


で、何より開発の根幹にあったのが




「雷魚ロッドとしてしっかり使える、キャスティングロッドを作る」



ってところ




時同じくして、2018年よりバトラクスの開発&テストにも武石さんに協力していただいていたのもあり








ただ、ただ

ロッドの開発&セッティングを詰めるに際して

ロング系はやっぱり難しい

ってのも、

ティップを上げて使うロッドであること
キャスティングに重きを置いたロッドであること


持ち重り、実重量の兼ね合い、今の他モデルとの立ち位置の違いも含めて詰めていき...

結構なやり直し、改良を進めていって...



(プロトの一部)


ようやく完成


こんなスペックに着地しました


 DearMonster “ VALITUDO”MV-75

レングス   224cm
重量           約195g
パーツ構成 ブランク 4pc+グリップ1pc
ガイドセット トップガイド T2-KGST7J、以下 T2-KWTG 7~12をダブルラッピング
オール並継構造
推奨キャストウェイト 10g~ 100g(15~50g程度がスイートスポット)
推奨ライン〜8号( 120lbsクラスのリーダー)

となります。



実際のパワーレンジで近いところでいうと

もう、具体的にいうとMX-7とMX-8+の間です。


ただ、アクション(テーパー)でいうと、MVシリーズのレギュラーファースト気味に寄せてます
 MX-7の方がファスト気味、比較するとですけどね



4kgリフトの場合、この通りしっかり曲がる竿
パキパキ肘や肩への負担を抑えた優しい竿と私は感じてます

トリガーはPTSグリップを採用

ガイドはT2-KW(マットブラックチタンフレーム、ダブルフットのKガイド)もちろんのダブルラッピング

だが、トップガイドのみ、T2チタンフレームSicガイドを採用しました。
完全にタフネスさ重視です

重量は約195g前後と正直MX-7に迫るレベル。



我々よく深いので、

持ち重りも、実重量も両方軽く仕上げたかった

ので、ここのバランス取りに時間がかかった、
とにかくかかってさ、特にグリップの作り直し何回したんだろう...

けど、納得いくものに仕上がったよ




持ったら感じるはず


7.5ft代のパックロッド の概念がズレ込むくらい軽い(実重量も持ちオモリも)



想定したのは LCCや新幹線移動を伴う遠征型雷魚ゲームをパックロッドでやりきれること

はもちろん、ヘビーユースのキャスティングゲーム。














テスト期間中

武石さんには凄まじい頻度でテストを繰り返してもらって
特に雷魚の釣果はマジでやばい....
年間100匹越えは当たり前で..(詳細はチェックしてみて

その様子はブログにも




いやまじ、半端ない使い込んで、意見をいただき、製品に反映してます。

その様は「怪魚ハンターがいく」



で、目にした人も少なくないかも






さて、話を戻してMX-7と8+との使い分けだけど

雷魚やビックベイトを標準として話すと

 MX-7を使っていた場合、
 MV-75もパワー感でいうとかなり近い印象で使えますが、もう一息遠投を重視したい、もう一息芯の入ったようなティップが強い竿が欲しい、もう一歩のロングキャストに向けてレングスが必要と言ったシチュ
ビックベイトのジャークを強く入れたい、岩場や石畳で足場がちょっとが高い、 4oz投げ切れるけどもう一息、ロッドパワーに余裕が欲しい
そんな時に  MV-75を使ってみて欲しい

感覚として MX-7からMV-75は1段階パワーアップ



しかし、8+を使っていてパワフルすぎる、ティップが弾いちゃう、中型フロッグはいいけど、バトラクスやコマネズミ、アマガルみたいな
軽いルアーのウェイトをブランクに乗せにくい
軽量な竿で細やかな仕事をしたい....
 2oz~4ozのビックベイトを丁寧に引きつつ、細かな打ち物もこなしたい

感覚して75から8+は2段階パワーアップする感覚、一気に強くなる



ガチガチのハードな菱やハスが立ってるヘビーフィールドでは MX-8+

1枚菱、パラ菱のクリークなどでは MX-7

菱がそこまでキツくない野池などで岸際まで小型〜中型フロッグを飛ばしたい時には MV-75

要は雷魚ゲームのど真ん中、1番バッターを任せれるロッド

ビックベイトも 2oz~4ozが“しなやか”にブランクに乗って気持ちよく飛び、ショートバイトもしっかり捉える
かといって、ダルンダルンにロッド全体で追従するのではなく、魚をコントロールできるバットの強さ

そんな時に使いたいかなぁ...




感覚として、琵琶湖でもビワナマ向けに投げてみましたが
 ロッド : MV-75ファイナルプロト(ブランク、ガイドは製品版と同じ)
リール:アブレボビースト
ライン:バリバス 雷魚 SMP 6号
リーダー:60lbs(1.5ヒロ)
ルアー:ラパラ  XJS13(50gほど?)
ブレーキは遠心は2個、マグ個数は初期設定のまんま、マグブレーキは真ん中よりちょっと弱め
この設定で

ザクっと70m飛んでしまう...(今度キッチリ測ってみますが、それ以上かも...)

 BKF-175とか投げたらどうなるんだよ(汗



感覚のお話ですが
パワフルさも勿論、しなやかさを感じるようなブランク特性を持つロッドなので
そう


このロッドとかアマゾンフリップバリスタのような

懐かしい?あのしなやかティップ〜ベリー+パワフルブランクのフィーリングが好きな人は絶対気にいると思う

実際、私自身、このロッド相当気に入ってます



(プロトモデルは限りなくホワイトパイソン に近いなと感じるくらいのフィーリングでしたが、製品版は1段階ティップを強化
シャープなフィーリングに仕上げました)



と、細かい部分が前面に立ったけど、

キャスティングゲームに完全に主軸を置いた際

パワフルゲーム&ロングキャストを主軸に置いた際に是非とも選んで欲しいと思います。


まぁ、正直あれこれテストしまくってましたが
なんのせ使いやすかった


レノックのもんやり柔らかいバイトも弾くことなく




グレーリングも同じく



フロリダのコブラゲームは岸際へのロング&アキュラシー重視のキャストが必要だったけど、しっかりお仕事してくれた


当たり前にコレくらいのサイズを相手にすると使いやすく
80相手にもあたりまえかパワー不足なし、国内雷魚での出番は多いと思います


そんなこんなの  DearMonsterMV-75

親バカ自画自賛全開で言いますけど、

武石さんも妥協なく力を注いでくれて、
そして、我々も納得の行く仕上がり良い竿に仕上がったと思います




発売は9月中旬!
8月中にオーダー受付を予定

しばしお待ちあれ〜



あ、あ、

動画にもまとめました





ヨシダ