2021/06/16 16:06

さて、先日のカツくんの釣果に続いて

MX-8+で強烈な釣果報告いただきました。

店頭イベントにも足を運んでいただいたNさん


いろんな釣りをやってきたけど、現在はオフショアをメインに楽しんでて
そんな遠征話から道具立てまで色々じっくりお話をお聞きしたり、
相当“重ねてる”人だな..と感じる方。

実際会って話して気づいたのが、以前も問い合わせをいただいておりました
「すげぇ自論強いな...」と思いつつも
その持論が経験に裏付けされたものと知り、やっぱ会って話さないとわかんないや...と思う一件でしたね。
(私、人付き合いがアナログなのよね、ごめんなさい)


で、3月ごろに遠征にいくので、是非ともMX-8+とMX-9S(プロト)を使ってみたい!と申し出があったので
お貸し致しましたところ


コレよ









マジかよ(汗





で、下記に抜粋してまとめていくけど、いただいたレポートがやばかった
内容が具体的すぎてアップできないけど

現場で試した、感じた声がA3にビッシリ


それ以前にもロッドやリールでも同じ様にレポをいただいてて...
業界人でもないのに、とんでもねぇな..と感じてました。(褒め言葉)



この2本をオフショアで!と考えている方には参考になるんじゃないかと思いますのでレポートから“一部”抜粋して掲載しますね




AM6時。まだ暗い中、宿を出ましたが台風の影響が残り波・ウネリも高く風も強い状況だった為、風裏で尚且つ水しぶきの当たらない場所をバイクで探しまわり、
砂浜と磯とシャローリーフと落ち込みの混じる場所にエントリー。
ライフジャケットと上下ラッシュガードを羽織りシャローエリアに立ち込みMX-9S+ステラ6000(PE6号)にて竿の調子とバランスを確認しながらハタ系・ベラ系(最大2.2kg)と戯れて
5~6本程度とった所で、携帯アプリで風向きの動向を見つつ潮の流れと波のかぶり具合の様子を見ながら磯の先端へエントリー。
ダツやオキザヨリなどの歯魚が多くまわっておりワイヤーリーダーをつけて対処。魚をかけるとその下には大型のカスミアジやバラハタが追いかけてきては去ってを繰り返し。
磯を後にし、入れるか否かなど他のポイントの様子を見て回りながら、満潮に近づいたのでリーフの広がるポイントへ行き
ベイトタックルのMX-8+(KDS-471_ドラグ実測12kg設定)に持ち替えて、一人だった為に高所や危険な箇所は避けて、比較的安全そうな足場と引き抜ける場所を確認しつつ、
目星をつけたポイントを転々とし90~120gのトップウォータープラグをキャストし続けると、
突如強烈な捕食音と盛大な水柱とちらりと見えた大きな背ビレ・尾ビレに驚き、GTである事を確信したのもつかの間、
ロッドがきしみ音を鳴らしながら一気に絞り込まれ、テンションマックスのラインからはキーンと異様な風切音。
瞬時にロッドエンドをギンバルにかけて根に行かせない為に少しでも高い所へ移動し、竿を垂直近く立てると12kgにセットしたドラグは悲鳴をあげ、
ベイトリール特融のスムーズではないザッ、ザッザー、ザザッザッといいながら引き出されたラインは50mほど。10kgクラスのヒラマサが何匹も同時にかかったような異常な引き。
その間のMX-8+は、これでもかというくらいの曲がりを見せながらもバットでGTの強烈な突っ込みを抑えます。
リール側はスプールにあるラインが食い込まないように親指でスプールの回転に抑制をかけたりしつつ、尚且つ根のある方へ走らせないよう全力で阻止したりし体力勝負。
次第に右往左往に走る距離が短くなってきて、体力勝負は私に軍配が上がりランディングに成功し、デップリ体型のGTちゃん。計ってみると27kg。私のショアGTの記録更新が叶いました。
メジャーは1mのものしかもっておらず、長さが足りず、、、ブルブル震える膝と腕を我慢しながら、、、暗くなってしまったのも手伝い114㎝なのか124cmなのかも覚えておらず、とりあえず114㎝(笑)


他にも26kg(8+)、25kg(∞)、18kg(9S)、14kg(8+)、12kg(他社ロッド)、4kg(9S)と計7本取れましたがショアで10回以上バラしました。腕が悪い(笑)。
そのうち一瞬で100m以上ラインが引き出されてプールの端の岩に擦れてブレイクしたのが2回。背びれ・尾びれの大きさから40kgは余裕で超えていたと思います。
それ以外でも20kgオーバークラスであろうサイズのほとんどが根ズレによるラインブレイクでした。もう少しロッドが固く・長ければと思う瞬間でした。










MX-9Sについては...

リールはステラSW6000xgを使用
ショア・オフショアにてキャスティングとジギングにて使用。
※ グリップエンドが短かく感じた為、MX-∞のグリップエンドを装着して使用。
中型の魚をかけた際にロッドを立ててギンバルを使用して使うには相性が良く疲れ知らずでした。
対GTではラインをPE8号+リーダー170Lbs以上としたい為にガイド径の縛り(繋ぎ目でのひっかかり)があり
MaxでPE6号+リーダー130Lbsが限界でした。
カスミアジ(7kg以下)までは、通常のファイト(主導権を与えない)でいけましたが
GTをかけた際はラインブレイクが怖く竿を限界まで高くし、
根に入られない事を祈るばかりでなんとかとれた感じです。(2本)
明らかな20kgオーバーのGTはこのタックルで計3回かけましたが全てラインブレイクでした。









MX-8+についても

リールはタトゥーラ300、400を使用
ショア・オフショアにてキャスティングで使用。
50~75gほどのトップウォータープラグやシンキングペンシルは非常に使いやすくストレスフリー。
ロッド重量約280g+リール320gで600g。スピニングの場合はリールが8000番クラスとなりリールだけで650g。
この重量のアドバンテージは非常に大きく、連投の疲れ具合が全く違いました。
グリップが全体的に細いのでもう数ミリ太くても使いやすそうです。
高所からの魚の抜き上げや船べりでのカツオ・キハダなどの抜き上げにつきましては3~4kg程度なら余裕でぶっこ抜けます。
飛距離は他社の10f代モデルの10%落ちといった所でした。


(リールが小さく見える....汗)








凄まじい努力量、それ以上に感じる熱量....

好きじゃなきゃできないよ...読んでいて感じました、いや好きだからできるんだよね。


もちろんポジ一点張りじゃなくて、いまのタックルに対しての改善要求点なども盛りだくさん

「現場経験しか勝たん!」

ってのを久々に感じるレポートでした


僕らもまだまだやりたいことだらけ、その先を既にやり込まれてる人を見ると熱くなるもんがある。
そんな熱量のぶつかり合いが面白くて、楽しくて今日もこの仕事してるから、
こんな熱の入り方した人と出会えて、それがウチのロッドを介しての出会いってのを嬉しく思ってます。


この夏は僕もこの竿を抱えて南へ飛ぶ予定です。

サカナまってろやー!!!



ヨシダ