2022/07/29 12:00


本年、久々に発売のMX-6






MX-6って初期モデル(2014年発売)は


こんなストレートの形状のスピニング&ベイトグリップが付属していた



※2015年モデルはグリップエンドまでコルク

2016年からは現在のベイトセパレートに変更となりました。

が、ショートスピニンググリップをお求めになる声が少なくなく(汗

「参ったねぇ...」と口を揃えた私と小塚...

※セパレートタイプへの変更はMX-Gripしかり他モデルを含めた拡張性を考慮しての変更だったのよね..


ご意見を受け止め、2022年生産モデルからはこうなった





スピニンググリップ付属、初期モデルのバリュー感を今一度!


どうでしょう?


こんなくらいのリールがマッチングとしてはgood!ベイトはBFSモデルまでいかなくても楽しめるけど、
軽量系が使えるリールがあると更に守備範囲を広げれる!

ちなみにMX-6のグリップ
その短さの理由について質問をいただくことも多いのですが、
ショートレングスロッドの楽しさや魅力を引き出すべく、グリップも今や珍しいシングルハンド系ショートに設計しています
それは行き先のボートがいつだって広くて、大きくて、快適とは限らない、遠征先でのボートまでは選べないから...




立ったら不安定極まりない...って船も少なくない
だからこそ、上体だけや、だけでもスナップだけでもしっかりと投げれるロッドが必要不可欠なシーンはある
そんな時にグリップ長いと、至極邪魔だからね...
船上以外でも、竿を振り回す楽しさってのを味わってもらえるはずです


グリップわかった、ソモソモどんな竿よ?となると

ライト&ショートなモデルながら、相手を選ばないパワフルさ


犬で言うとピットブル...
車で言うジムニーとでも言おうか....

レングスやライトクラスなりの細やかさを保ちつつ、コレでもかと耐え切る粘りの強さが武器のロッド


実際に藤田テスターのブログ菅野テスターのレポート、そして酒巻テスターのレポート
まずはこれらの記事を読んでみて、相当な情報量が詰まってるので一読と言わずの読み応えあり内容

そう、誰がライトゲームのターゲットは小型魚と決めた?って話なのだ。



私自身、海外シーンでは
ボートのでデッキ上にはMX-6+、MX-6、MV-55が並ぶことが多い


実際にこんな感じ、上からMX-6、MX-6+、MV-55とグリップも入れ替えてるのでかなり変則的...
相当なキャストウェイトをカバーできる一方、
どの竿に“不意”のモンスターが来ても不足ない

そう、“サブ”に収まらずこの竿じゃ無いとできない仕事が少なく無いのだ


コト特に曲がらない竿では軽量ルアーのコントロールは至難を極める
※昨今の渓流BFSなんかで体感してる人も少なくないはず
かといって、弱いロッドではいいサイズの魚と勝負できない....

ムチのようにしなり、キャストすればライトクラスのルアーはストラクチャーに吸い込まれるように着水、
ハイインパクトなバイトから狂ったようなファイトを粘り、いなし、止め、を寄せる。


「柔よく剛を制す」by菅野

まさに、そんなロッド。


加えて言うなら、

“クラス外れのタフガイ”


ライトながら、ロッドを曲げこんでて凄まじい粘りを発生し、相手に絶えず負荷をかけ、

ロッドを曲げこんでてこそこのロッドの性格が見え始める
言うなら、引くほど曲がる。



つい、最近も撮影方々曲げてみたんですけど、
小塚と笑いが止まりません

「ヤバい曲がる、が...やっぱり安心感すごい...」と。


2kgのリフトアップ
ここまで曲がってなお、余裕が全然残っている


フィールドでも


藤田テスターも規格外の相手(スタージオン)にこのロッドでチャレンジ、そして獲っちゃってる


菅野テスターがバラムツを掛けて同じくここまで曲げても...な1本だ。


「魚に負けない」

ロッドの設計にあたり、当たり前にも止められつつ、
難しいポイントで、我々が重要視している点だ。
ただただパワー強すぎても魚をコントロールできない使えないロッドになる....
もちろん、魚種やフィールド、何かに具体的にフォーカスしたロッドを作るとなれば、
削ぎ落とす要素も増え、さらに軽快な使用感を目指せると思う。
状況明るく、今後目指していける海外、何が起こるか?わからない道のフィールドで
ファジーな状態からの絞り込み、そんなシーンだからこそマルチパーパスなロッドの必要性が問われる。



結果が全て、一振りすれば理解できる安心感のカタマリ。











「やばいな〜でかいのきちゃったらどうしよう?」
なんて言ってるからデカイの来てヤラれちゃうんですよw


「何がくるかわからんけど、なんか来てもどーにかなるでしょ」

って安心感をもって使える1本。




スピニンググリップも追加されたことで守備範囲をさらに拡張!

近しいレングス&パワー感のモデルといえばMV-55なんだけど


※毎度ながら毎度生産タイミングがMV-55と被るんだよねw


ここに関してはゴリゴリのパワーファイト、ロッドにフルに負荷をかけ、曲げまくって魚をコントロールするMX-6
操作性で掛けて獲っていくMV-55、同じショートロッドでもかなりカラーが別れるとところ

実際似ているようで全く違う

バリバリに魚にプレッシャーをかけていける、小さな巨人MX-6






次回は比較したMV-55についても触れてみます!



ヨシダ





<おまけ>
先日の小笠原遠征

SLJでのFunFishing timeはMX-6の独壇場でした
MX-Grip2と組み合わせて、PE1号
ちょー楽しい!とギャンギャンにロッドを曲げて遊んでました