2022/08/25 12:00

前回に続いて今日はMV-55




実は、この竿、創り手の思いとは裏腹、

こうなんだ!ってオイシイ部分がどうしてか伝わらず...

って、そんな“伝わらない選手権”がMX-6と並んで発生しがちなのがMV-55..






とはいえ、ソレを伝えるのが私のお仕事!
興味の湧いた方は以下読み進めていただけると幸いです。

このロッドの性格を表すのに一番バチっとくるのが...

「モンスターフィネス」

ライトに操作性高く、かといって弱い訳では無い。
小型のルアーを操り、操作し、掛けに行く

ライトながら戦略的かつ攻撃的に仕掛け

パワーだけでのゴリ押しプレイでは攻略出来ない、そんな難航不落なシチュを切り開くテクニカルな1本



先日記ブログにまとめ通り、


MX-6が“乗せ”の竿だとしたら、MV-55は完全な“掛け”ロッド


ファースト設計のアクション、ダルさを感じさせない弾性、ブランクの素性を引き出し、無駄にブランクを暴れさせない小径ガイド...
全ては情報感度を上げて、ルアーの操作により特化させるためのスペックだ


テンションに気を遣うリフトアンドフォール、
ラインのスラッグを意識したドッグウォーク
ティップの跳ね戻りを意識ながらのミノーの連続ジャーク
完全に魚を獲りにいく時、ソコ居るのは知ってる、食わせるために“技”を使う、そんなシチュ。

「だから」、「なので」、「そのための」....MV-55なのである。

ここまで言うとピーキーなマニュアル的ロッドに聞こえるカモだけど、オートマチックに使える素性である上でのコノ性格。
難しいロッドでは無いのでご安心を!



Dearmonster、海外釣行を意識すると、
どうしてもハイインパクトなモンスターフィッシュ、ビックフィッシュに目が行きがち...


だけど


その脇でレア魚、なにより小技を駆使、タックルバランスを合わせ切らないと口を使わせれない魚、楽しめない環境があるのもまた事実。
経験者は1度や2度味わっているはずだ。



ビッグターゲットだけが海外釣行じゃない、皆の琴線を擽るヤツラはまだまだゴマンといる






そんな脇で“まさか”の交通事故が起きようが対応できるのも、当たり前かなこのロッドがDearmonsterの血統であるからこそ。



びっくりしちゃうよね、パワフルなのが来ちゃうと、でもちゃんと取り込める


ワタシは近年の国内でもこのロッドの繊細さを楽しんでいた




5月にちょっとお邪魔してたブラウン系有名河川
実際どんなもんだ?と色々とルアーを通していて、お決まりサイズが相手をしてくれた
スミスのDシリーズをメインにしてて楽しみつつも...

やっぱり出るんだよなぁ、同行した友人のT君が手にした見事なBIGONE!
撮影されていたファイト動画を見れば、バックの通り結構な流れのある河川で掛けてるけど、余裕をもって取り込めていた



ぬぬ、これはいい魚だ

「デカイからといってテキトーにやりゃいいわけじゃない、丁寧に釣りを遂行しないと手にできない


海外で頻発するシーンを念頭に開発しているので、国内であってもどんと来い!なのである

国内であれば、北海道や離島遠征のようなシーンで特に活躍してくれるはずだ



一方で煮詰めた操作性が活躍してくれるのはショアゲームだけではない




MX-Gripを組み合わせて、MV-55とMX-6の2本体制で乗船!
~100gのマイクロ系タングステンジグをメインにタイラバも控えて出撃!


まぁ、この釣りメディアで目にすることは多いけど、専用タックル買うほどまでなぁ...
って方にも一度試してみて欲しいセッティング


MX-6、MX-6 +と並んでMV-55はバーチカルゲームへの適性が高いのだ


ジギング..といってもそうそう構えることはなく
反応する魚を拾っていく感覚でやっている



むむむ、それなりのが来たか?



手元ではそれなり曲がってるな?と思いつつも
実際はまだまだバットが受け止めてるのがわかる


もちろん


こんないい魚との邂逅も!構えることなく、ライトに遊べるけど、本気で掛けに行ける


MVシリーズのガイドにはフジフラグシップモデルのチタン&トルザイトモデルを採用しているんだけど

チョイスした理由は圧倒的な軽量さに他ならない。


「そんな違うの?意味あるの?」って言われるけど、ライトで曲がるロッドになるほどその違いは歴然。


プロト制作時に同一サイズのステン&Sicモデルのプロトも作成したけど、使用感に雲泥の差が発生して驚いた

特にMV-55の差は顕著で、上がってきたブランクが違うものじゃ無いかと再度確認を取ったくらい...


発売開始から一貫してお願いしているのだけど、このロッドを楽しみ切るならBFS系リールは必須

今日ではBFS系リールの選択肢も増え、安価なモデルやオプションパーツも増えてきた。
リールも最新モデルになるほどにブレーキ制御が優れており、細糸、軽量ルアーに対応
PE2号アンダーの世界を楽しみ尽くすにはこれらのリールが必須
使ったことない人にこそ使って欲しい、世界が変わる。
意外と思われるかもだけど、ボディが樹脂系だったとところで簡単に壊れないぞ!(精度高いからかな)



MV-55って釣りの楽しみがなんたるや?を考え楽しむ。
正直、クロウト好みの1本かもしれない、だからこそ、使いこなす楽しめる要素が多いのもMV-55
ディアモンが提案するモンスターフィネスを体感してみない?
ただただ、ライトなだけじゃない

想像をマクってくる、楽しい世界があるぞ!



ヨシダ