2023/02/19 09:00


今日はユーザーの千葉さんからのレポート

今回、千葉さんからレポートをいただきました。



実は以前からのユーザーさんでしたが、
なかなかお会いする機会なく、昨年の東京湾BBシーバス便で初めての対面でしたね(小塚が)

バッチリ釣ってるじゃないですか!


さて、そんな千葉さんが年末になんか楽しそうなことしてるのを拝見
ちょっと気になったのですが、レポートにまとめていただけました

それでは行ってみましょ!


いつもお世話になっております。
宮城の千葉です。
年末年始の休暇を利用してスリランカに行ってきました!
スリランカを選んだのは…


①ナギナタナマズを釣りたい(舌の牙を見たい)
②ゴールデンバラマンディを釣りたい

大きくこの2点から。
実は成田から直行便があるのも嬉しいトコロ。
旅程はざっくり、往路移動1日・3日半釣り・復路移動1日といった感じ
1週間の休みをとれる方なら余裕を持って行ける国ですね。
持ち込んだタックルはMZ-7・MV-55・MSX-71のディアモン3本。

MX-6・MX-6+・MV-65も迷ったんですが、結局は普段から一番使っている3本に絞りました。
結果論になりますが岸際ギリギリへのキャストが常だったのでMZ-7が大正解。
ルアーはコレで釣りたい&コレが釣れるを吟味してBOX一つに絞り込み。

国内外関わらず両手が空く旅が好きなので荷物はリュック1つ。


3年ぶりの海外、3年ぶりの航空機移動。


空港を出ればとアジアの熱気が渦巻く!



極寒の東北を出発し、目的地である湖畔の宿に到着したのは夜
快適な宿...でしたがなんと停電中笑

当然エアコンも使えず汗だくでスマホのライトを使いながらリーダーを組んだのは良い思い出です(汗



実釣1日目
まずはバラマンディ狙いから!


『釣れる』ルアーはある程度把握していましたが
このルアー“が”釣れるよりも、このルアー“で”釣りたい精神で大好きなルアーを投げ倒しますが完全に無…。
(わがままに付き合ってくれたガイド氏に感謝)

午後からは気を取り直してガイド氏お勧めルアーをキャスト。
事前に調べた釣れるであろうルアーとガイド氏お勧めルアー完全一致

結果はすぐに!





サイズ関係なくとにかく嬉しい最初の1匹!
金ピカのボディ、イカつい背びれ、緋色の眼。
憧れを目の前に震える手。
思わず叫んでしまいました。


余韻に浸る間もなく立て続けにヒット
こいつも金ピカだ!


サイズアップの3匹目。
こいつは銀ピカボディの65㎝

陽が傾いてからはナギナタ狙いに…ですがバイト得られず。
憧れは容易にあらず



実釣2日目
朝一で金ピカのバラマンディ65㎝!


全日程を通してですが、マングローブジャック、ターポン、レディーフィッシュが相手をしてくれます。
とにかくトルクフルで下へ下へと潜るマングローブジャック
跳ね回ってバレまくるターポン
予測出来ない動きのレディーフィッシュ

三者三様のファイトで楽しい奴らです
彼らがコンスタント&沢山釣れました。
MJはMV-55使うとめちゃくちゃ楽しいです



そしてその時は



来たっ!




やったぜ!ナギナタナマズ!

そう、お前に会うためにスリランカに来たんだ!

怪物狩りで見た“アジアの妖刀”
舌に牙がある…?なんじゃそれ。本物見たい触りたい!ってずっと想っていたサカナです。
(斑点が有るので違う種でしょうか?)
フェザーバック・ナイフフィッシュ・ベリーダ・ナギナタナマズ…と数多の名を持つこの魚。
学名はChitala ornata、そして食ったルアーはモンキスのチタラ!!
チタラでChitala
『コレで釣りたい!』を押し通し、カタチにできた嬉しい嬉しい1匹

ガイド氏に聞けば、ベイトは5㎝程度のエビ、何度もワームを強く勧められましたがチタラならエビにもなれるだろ!と。
ボトムを中心にリフト&フォール。
テンションフォール中にスコッと小さなアタリ!曲がるMSX-71!
夢中で釣り上げて放心…。
大好きな竿、大好きなルアー、目の前に憧れの魚。

ちょっと泣きそうでした。

あれだけ見たかった“舌の牙”とか、サイズとかどうでもよくなってしまった笑
釣れてくれた事が愛おしくて、とにかく早く水に返してあげたくて写真も適当に早々リリース。

今思えばチタラもちゃんと写せばよかったと少し後悔 笑
この日のビールは格別でした。


実釣3日目
ガイド氏曰く、潮が悪いとのこと。
前日まで沢山見れたベイトのボイルもなく静かな水面。
小さなMJ数匹で終了…。
海外だからって毎日爆釣はしないってことですね。


実釣4日目(最終日)
この日は昼で終了予定。
昨日に続き、潮が良くない。

朝一で昨日の鬱憤を晴らすナイスサイズのMJ!

岩に巻かれてリーダーズタボロ。
組みなおしてキャストを続けますが、この後沈黙…。
バイトが無い中、無情に昇っていく太陽。
「そろそろ帰ろか」とガイド氏。
「ワンモア。ワンモア。」と最後の一投を何度も投げる。
「あと10分な!」とガイド氏が言った瞬間…。

ドンッ!!と今までで一番のバイト。
水中に引き込まれるMZ-7のティップ。
私もガイド氏も大物を確信!
慎重に慎重にという思いと裏腹にボートの下に下にと最後まで抵抗する魚。
そして遂に決着!




この旅最大サイズの綺麗な銀ピカのバラ75㎝
こんな最後、出来過ぎだろ笑
蘇生して無事リリース。
ガイド氏とハイタッチして帰路に。
途中、ガイド氏が竿を褒めてくれたので7ピースにして見せたらめっちゃ驚いてました。
ガイド氏曰くこの湖のレコードサイズは99㎝とのこと。
感覚の話になりますが75㎝までならMZ-7でも全然大丈夫でまだ余裕がある感じでした。
メーターオーバーを狙うならMV-75が安心かなぁなんて思いました。
次はMV-75も持ってくるか…。

こうしてスリランカ釣行は幕を閉じました。
あとは帰るだけ!


だったのですが、最後の最後にトラブルがやってきた
持込検査でルアーがNGくらう汗
バンニェイロとBKF140のフックが大きいから持込ダメだと言う職員。
えぇ~!ジョルトの方がフック大きいのに…。


ルアーを捨てていくのは嫌だったのでその場でフックを外す。
完全に職員の気分だろ。これ。
紆余曲折ありながら無事出国出来ました。
(どっちかって言うとラインが心配でしたが大丈夫でした)

こうしてバタバタと私のスリランカ旅は幕を閉じましたw

ちなみに、私は妻子有の38歳おっさんです。
休みが沢山ある職業でもないです。
普段にの釣りはジギングやイカメタルが多いです。
釣りが特別上手いわけではありません。
単身での海外旅行は何度か経験していますが英語は中学1年レベルです。
でも、おっさんになってもこんなに面白いことが出来ますし、これからも会いたい(釣りたい)魚がいるならとり合えず足を運ぼうと思います。
何度も行けるわけでも無い、数少ないチャンスを逃したくない、だからこれからもディアモンを使います。

しかし、欲と憧れは底知らずで
バラマンディを釣ってアカメへの憧れが強くなり。
マングローブジャックを釣ってパプアンバスへの憧れが強くなり...
次の釣り旅まで一生懸命働こうと思います笑




千葉さんありがとうございました!

ショートながら中身の濃い旅
チタラことナイフフィッシュは私も好きな魚で飼育していたほど
アジアのエリアによって種類によっては漁獲に制限がかかり始めているので
その意味も貴重な一匹だなぁと。
また、ゴールデンバラも久々に目にして、釣りたくなっちゃった..(語彙力)
魚種も豊富で羨ましいなぁ
開高さんの書籍、宝石の歌にも石(宝石)と紅茶を楽しむなら...とまとめられていたスリランカ
私も行ってみたいぞ!!!

海外遠征に対してまだまだハードルが高いと思っている方々に勇気を与えて、モチベーションを上げてくれ、
かつ、親近感の湧くレポート
一般のサラリーマンである千葉さんが、誰もが憧れる遠征をカタチにできたのって、
行きたい、行かねば!と自分の人生においてのプライオリティをココに置いたからこそ。
目標設定、それをどう叶えるか?どうアクションを起こしていったか?じゃないかなと。

また、東北に行った際には相手してくださいね


それでは〜


ヨシダ