2020/09/18 21:00
さて、あーだこーだ表に出し始めて1年
詳細全く話してなかった
HUNTERS

今日のブログから説明をしていきます。
ザクっと紹介にするにあたり
コンセプト
DearMonster シリーズとHUNTERSシリーズの違い
スペック
ターゲット、使用範囲
こんなところに分けてお話ししていきましょう
1、コンセプト
ズバリ、学生さん&若者に思う存分、遠慮なく、抵抗なく使ってもらえるロッドを販売したかった
???何が?って話ですが
これまで8年間も製造販売を続け、支持していただいております DearMonster

パックロッド最高峰性能を目指して開発や改善を狙い製造してるわけで、
高価であろうが持って後悔しない素材&製法とシステムを追求したシリーズ
(が、ソレ故、コスト完全無視なので、見積もり見て白目になることも少なからず。)
結果、完全に売価に跳ね返ってます
この件は結構何度もこ過去にこのブログでお話してますが、
大企業や大組織とは異なり、管理コスト、人件費(要は我々の稼ぎ)、なんだったら包装なんかへのコストを全て抑え切る。
からこそ実現できてるんですが、でも、この価格。
高い、Expensive
販売しておいて、
「この価格、常軌を逸してるんじゃないか?申し訳ないな...」なんて思いつつ
(購入し、そして使っていただける皆様有難う御座います!)
それだけの価値を詰め込んだ自信、実績、誇りを込めた商品です
購入していただいた以上、絶対後悔させないッ!って気持ちでやってきました。
ただ、自分らの極貧学生時分を振り返ると

(13年前...足元にバズーカが見えるなぁ)
どうしても欲しくて、6万台〜のロッドを購入したことがあったけど、
正直冷や汗ものだった。(ひと夏のバイト代が吹き飛んでいくんだもの...)
最高!と飛び上がる使用感とともに、折れたらまずい、まずすぎる!と慎重に使ってたのも事実です。
しかしま、正直今の時代、タックルベリーにある程度お金握り締めていけば、
中古では結構なクオリティのロッドが手頃な価格で手に入るのは事実。
だけど、こと、パックロッド、マルチピースロッドとなると話が違うな..と。
ぶっちゃけ安くマルチピースロッドを作ることは可能ですが
使えるマルチピースロッドを造ることは簡単じゃない
ってことをずっと言い続けてきましたし、実際に竿を造っている立場から発信してます
マルチだからって、弱くても困るし、重くても困るし、アフターが適当でも困る。
だから、僕らがこれまでのディアモンの製造販売、そして使い続ける中で得た経験値を生かし
使える製品レベル&価格の着地点を決めてから企画に入ったのが HUNTERS。
若年層に向けた、理想( DearMonster)と現実( HUNETRS)とモンキス内でカテゴリーを再分化。
コストを優先して開発を進めました。
いつかは、“いつか”で終わらせなくていい、そのための道具として作り上げた。
さて、いざプロト製造にはいると、そんな我々製造サイドも“理想”は盛り盛り、でも“現実”は優しくなくw
低価格を実現するためには、ディアモンと同じクオリティのブランクやパーツ、組み上げ工程(工場)を使うわけにはいかなかった
けど、安いからといって使用感や強度は損なわないレベルを目指したかった。
言葉にすると難しいけど、言うならば、
少なくとも20代前半、なんなら大学4年間の海外遠征は大丈夫!
と、言わせるクオリティには仕上げるロッドを造りたかったんだ
ディアモンチャレンジに参加した学生さん達
ディアモンを使ってくれて嬉しかったよ、ありがとう!


反面、その金あれば、現地で、もうワンチャン狙えることがよく分かっただろ?
過剰なタックル性能は歳重ねて、体ガタガタなってからで十分だ
本当に必要なのは何か?“足るを知る”そんな1本にしたかった。
そして、ディアモンの“縛りゲーム”
(50cm以下の仕舞寸法、ブランク性能最優先(コスト無視)、全機種グリップ互換構造、オールダブルフット&ダブルラッピング...と、縛ってる訳ではないけど、コルクグリップ)
から、外れた遊びをしたくなった
HUNTERSはそんな我々のちょっとした遊び心でもあります
次は
2、DearMonster シリーズと HUNTERSシリーズの違い
上記でチラッと触れてますが、
しっかり書き足すと、フルカーボン全並継ブランク、50センチ以下仕舞寸法、全機種グリップ互換構造、オールダブルフット&ダブルラッピング、ブランク端ガイドセット、コルクグリップ、スピニングモード対応( MXガイドありシリーズのみ)
HUNTERSではここらの制限限定を解除するつもりです。
もちろん、有意と思う選定については継続する。
ますは、今後10月〜11月に発売する
HT-6/7“ Explorer”

HT-7/8“ Pioneer”

この2機種では上記“ディアモン縛り”から結構な部分が外れてます。
まずはブランク
今回 HUNTERSに採用した素材はグラスコンポジット
メインのカーボンに加えてグラス素材を合わせる(コンポジット)することによりコストを抑えながらも破断強度を上げることに成功
低価格でも弱い竿なんて使えないじゃない?ですか。
グラスの特性として、折れ耐性を強烈に上げること、テーパーが綺麗に出ること、ルアーの食い込みが良いなど
要は我々の求める破断強度を上げるために採用しました。
もちろんデメリットとしては
ブランク重量が増す、弾性が下がる(飛距離が落ちる、リフティングパワーが弱く延々とロッドが曲がり、魚を寄せれない)、感度落ちる
などなど素材を使いこなせないとロッドのクオリティが下がる。
が、ここは仕上げ方次第、コンポジットの比率を調整することにより“しなやか”程度に抑えれた。
もちろん、ブランクの絶対性能でいえば DearMonsterが絶対に上、圧倒的に上、完全に上。
ってのは使い比べたらわかりますが、そこがもう、値段の差として理解してもらえたらと思います。
※Dearmonsterはフルカーボン素材、その中でも種類カーボンの弾性、レイヤリング、クロスカーボンの組み合わせにより特性と強度を出してます(コレ、下世話だけど金かかるの)
さらいもういっちょ限定解除の意味はここ
「全並継の解除」
により、DearMonsterでは採用してこなかったアイデアを放り込むことができました
ちなみに

レッドのサークルが並継、ブルのサークルが印籠継になります。
で、そこまでして何をしてるか?って
「エクステンションバット」
と、呼んでいますが、
要はこういうこと
HT-6/7ですが

5pcセクションで

まぁ、こうなるんですが

こっからな

わかるかな?
オレンジ色ロゴの#4とブラックロゴの#3が#5に互換する
要はバットセクションでレングスを可変可能ってことです。
ネーミングのHT-6/7、HT-7/8の理由が理解いただけたかなと
そう、可変レングス。
実現するにはどうしても印籠継入れないとどうしてもテーパーが出なかったんです
並継を入れると擦り合わせが出ない、
そしてただのパイプになっちゃってバットが曲んない、ベリーより先だけで曲がる気持ち悪い竿になる...無理こくと折れる
ずっとやりたかったけど、ディアモンじゃできなかったことの一つでした。
今回はどうせなので50cmアンダーで仕上げましたが、今後50cmアンダー縛りを“絶対”に継続するつもりはありません。
輸送に差し支えないレベルであれば、レングスを伸ばした方がブランクの性能を上げることができる条件であれば、
75cm、90cmとかの仕舞寸法のロッドもある...かもしれない(現状企画にはありませんが、今後は...??)
また、ガイドもシングルラッピングで仕上げてます。
絶対的な信頼度、強度はもちろんですが
必要十分を課題としたロッドのため、シングルラッピング、コストを抑えることはもちろん

グラスで体感するダルさ対策としても働いてくれてます

画像じゃなかなかわかりにくいけどね
3、ターゲット、使用範囲
実際どうだ?となると。
HT-6/7だったらショートセッティングのHT-6(HT-6/7)はアマゾンでのジャークゲームはもちろん、

小場所でのショートピッチキャストから

HT-7(HT-6/7)セットであれば流行りの羽モノからジョイクロレベルまで放り投げれるヘビークラス7ft、

国内のバスゲームから

海外釣行のエントリーとなるトーマンをはじめとした雷魚系キャストゲームはもちろん



まで守備範囲に入ってくる
世界中の釣りでメインゲームを任せれる1本
HT-7/8はHT-6/7より1段階以上パワフルなので
同じHT-7セッティングでは特にパワフル!
グリップに組み込んだバランサーで取り回しのよさを感じるはず。
ショートレンジの雷魚ゲームはもちろん、

今時期からはコノシロパターンのビックベイトシーバスなんかには特に相性がいいと思うし(弾かないからね)

バラマンディやパプアンバスなどが視野に入ってくる

タライロンのようなパワーゲームまでしっかり使える

最長セッティングのHT-8(HT-7/8)はそのレングスとパワフルさを生かした
ジャイアントベイトゲーム


海外で言えばまさにパイクやマスキー


そしてサーフや磯までをフィールドにしてくれる1本。

国内でもビワナマ、イトウ、アカメといった魚にも不足なく使えるスペックになってる。
と、この辺の話や、で、実際どうだ?って話別のブログでしっかり書くとして
この2点が今回のロッドの最大の特徴ですが
他にも、ディアモン初のストレート&EVAグリップ(感度重視で EVA硬度結構高め、要は硬いです)
色使いもポップなハンティングオレンジにしつつも、安っぽくもないようにマットコートで落ち着きあるカラーリングに抑えてみました。
で、何よりは
ディアモンって店頭で売りにくいw
店頭で売ってないから触れない!どんな竿かわからない!
と、言われ続けたディアモンに対し(汗しか出ないわ....)
しっかり量販店さんも取り扱いできるように HUNTERSケースやタグなんかも仕上げました。多分、お店にとってもディアモンより面白み、美味しさのある商売にもなる...ように努力します!
勘違いされぬように、
DearMonsterの販売や開発は今後も継続していきます
(ディアモンは今後も取り扱い店舗を積極的に増やさない方向、小規模だからこそできる自己満の世界をひっそりと継続します)
スペック
実際に店頭販売も視野に入れる以上、
お店の担当者さんがお客さんが比較して選ぶ場合なんかにも迷わないように、
ある程度の基準ラインを記載させていただきました。
HUNTERS
HT-6/7 Explorer

レングス 6.0ft~7.0ft可変長
アクション ヘビークラス
キャストウェイト 7~60g
ラインレンジ PE 2~6号
仕舞寸法 50cm(5pc)
37,850円(税込)
HUNTERS
HT-7/8 Pioneer

レングス 7.0ft~8.0ft可変長
アクション エクストラヘビークラス
キャストウェイト 10~100g
ラインレンジ PE 4~8号
仕舞寸法 50cm(6pc)
39,850円(税込)
発売は11月上旬!
受注は10月中旬より予定しております(しばしお待ちを)
上手いヤツより、アツいヤツに使って欲しい。
そして「高いからとか、傷が..」とか心配にならない、
価格でも性能でも土壇場で道具に遠慮せず使える道具としての1本を持って欲しい
そんな思いで造ったシリーズです。
どうぞ、よろしく
実際、どれくらいつける?
どう使う?って部分
辻くん、菅野くんに密着した24時間取材の様子をアップするぞよ








果たして 24時間、HUNTERS2機種で何目取れるのか?
って、記事を通して、この竿の特性をお伝えできたらと思います。
それでは〜
ヨシダ